先日久々に友人と会って3時間ほどおしゃべりをしました。彼女だとだらだらと時間を過ごすというのではなく、サクッと楽しんでお開きにできるのも助かります。
彼女自身が杖を突いていたことにも驚いたのですが、少し疲れているようにも見えてそれも意外でした。いつも明るく元気な印象だったので。
昨年会ったときと比べて歳をとった感じがあったけれど・・これはお互い様かな。💦
ご主人が車いすの生活になってお世話をしながらの毎日ですから、自由な時間が多くは取れないようです。だからこそ本当に久しぶりに顔を見られてうれしかったです。
ストレスはある?と聞いたら「すごくある」と即答でした。それでもテキパキと毎日を前向きに暮らしているようでした。過去を振り返っても仕方ない、落ち込んでいる暇もないと言ってました。
昔から弱音ははかず悩みを一人で抱え込むタイプだったので少し心配ですが、私が踏み込めない領域もありますから、私の役目はせいぜい愚痴を聞く&ストレス解消のお手伝いをするくらいです。
彼女はご主人が代表を務めている仕事の手伝いをするため、昨年長く勤めていた仕事を辞め転職しました。
私は転職と聞いたのでてっきりお給料をもらっているのだろうと思っていましたが、本当にご主人のサポートという事だそうでお給料は出ていないのだそうです。ですから形としては無職となったと言っていました。
これには思わずえ?!と聞き返してしまいました。私と違ってしっかりとしたキャリアを持っている人なので、なんだかもったいないような気もしたし、いつまでもバリバリのキャリアウーマンでいるのだろうと思っていたからです。
今はまだいいけれど、そのうち経済的な不安も出てくるだろうとポツンとつぶやいていたのが胸に刺さりました。
でも落ち込んでも始まらない、明るく生きなくちゃ。何かあってもその時はその時。
ご主人が事務所に毎日は通えなくなったため、彼女が代行して行う必要が出てきた為に今のような選択をしたのだそうです。仕事は時間的にも融通が利くので、ご主人の世話と合わせてうまく出来ているようでした。
彼女も子供がいません。彼女自身は兄弟姉妹がいないので、今の心配は自分も夫も死んだ後の始末を誰に頼んだらいいか・・ということだそうです。
そろそろそんな事を考える年齢になりました。私も時々考えます。
彼女にはすでにご両親がなくなり肉親と呼べる人はいません。ご主人の妹さんとは疎遠で会う事もない様子。確かにどうしよう、どうなるんだろうと思うでしょうね。
私には妹がいるので、突然私が死んでも彼女が何とかするだろうと能天気に考えていますが、彼女曰くそんな風に考えられるのは肉親がいるからだそうです。
確かにそうかも・・ということは私はラッキーなんだなと思いました。歳をとれば頼れる肉親がいるというのは大きな力ですね。
彼女自身は今の状態を苦労だとか大変だとかは思わないだろうし、他人にそんな風に思われたくもないでしょう。だから私も大変でしょう?なんて言わないけれど、それでも体はキツイんじゃないかなと心配しています。
私は振り返っても本当にいままで波も風もない人生で途方に暮れるなん事もありませんでした。大きな決心を迫られることもなく、ただ時を過ごしただけでメリハリのない人生。これでいいのかな?と思う事もありましたが、ありがたい事なのかも。
久々に友人に会っていろいろ考えちゃったけれど、おしゃべりして楽しかったし美味しい物も食べて良い一日でした。
彼女が望むときに愚痴を聞くことが出来るように、時間が取れたら一緒に遊べるように私も元気でいなくちゃ。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
誰かに聞いてもらうとスッキリするかも。