ふくみみdiary

   余生を一緒に楽しく

「朝星夜星 朝井まかて」他:2023年11月のオーディブル

11月も私としては良く聞いたほうだと思います。心が落ち着いていたせいか、いろいろな作家さんの作品に挑戦しました。

※聞いた本に通し番号をつけてみました。

57.朝星夜星 朝井まかて ナレーター:古村澪

Audible版『朝星夜星 』 | 朝井 まかて | Audible.co.jp

幕末から明治維新にかけて料理人として活躍した長崎出身の草野丈吉の成功を描いた物語。とても面白く飽きずに最後まで聞きました。

この作品の要でもあるレストラン「自由亭」のこと、世の中の移り変わり、家族の事、丈吉の周りに集う人々の様子を妻の目を通して語られます。

この時代の女性は大変だったなと思う反面、その力強さにはかなわない気がしました。あんなに豪快な生き方をした丈吉の妻もまた闊達な人でした。

長崎弁も心地よく、異国情緒も感じられて楽しく聞きました。最後はちょっとしんみりとして涙も出ましたが、生き生きとした日々の営みが感じられる気持ちの良い作品でした。

58.あの日、君は何をした まさきとしか ナレーター:外崎友亮

Audible版『あの日、君は何をした 』 | まさきとしか | Audible.co.jp

よく考えられたストーリーで面白かったのですが、後味があまり良くありませんでした。

関係ないと思われる事件が実は繋がって、意外な真実が明るみになる展開は飽きずに聞くことが出来ました。ただ最後まで聞いて希望もなくまだ邪悪なものが残っている気がして気分はよくありませんでした。

更にナレーターも感情的すぎると思われる部分もあり、特に女性のセリフは馴染めませんでした。ボリュームも強弱あり過ぎで疲れました。

59.後宮の百花輪4 瀬名和章 ナレーター:白妙あゆみ

Audible版『後宮の百花輪 : 4 』 | 瀬那 和章 | Audible.co.jp

60.後宮の百花輪5(完) 瀬名和章 ナレーター:白妙あゆみ

Audible版『後宮の百花輪 : 5(完) 』 | 瀬那 和章 | Audible.co.jp

最終のストーリーは迫力もあって手に汗握る展開。面白かったです。4巻を聞いて来月まで我慢できず、続けて聞きました。

ハッピーエンドで良かったです!

夢中になって聞いたワクワクする作品で出会えて本当にうれしい。そして何より白妙あゆみさんの聞きやすく、世界観を広げてくれる朗読が素晴らしかったです。

61.正欲 朝井リョウ ナレーター: 岡井カツノリ高口幸子、三木美、宮本淳、吉野貴大、小島史裕

Audible版『正欲 』 | 朝井 リョウ | Audible.co.jp

最後まで聞けるかどうかわからないなと思いながら聞き始めました。

覚悟はしていましたが、私はシンドイとか辛いという感じはあまりありませんでした。私の読みが浅いのかな?

ただもちろん楽しい内容ではなく驚くこともあり考えさせられるし、そして難しかったです。

人の痛みや苦しみは本人にしかわからないし、少数派の人たちが生きづらいと思う気持ちはわかります。気にすることないと言ってもそれでは済まないのでしょう。でもそんなに思いつめなくても・・と思ってしまいます。

「正欲」=素直に自分を生きるということ?

犯罪に至ってはダメだけれど、あれもダメ、これもダメと受け入れられなければ、自分を見失ってしまうでしょう。自分とは違うからNOではなく、寛容になる事は大事だと思いました。

LGBTQという言葉もすでにバリアなのではと思ったりします。

皆ただ人間として平等に、お互いに敬意を持って暮らせれば良いですね。

62.駈込み訴え 太宰治 ナレーター:西村俊彦

Audible版『駈込み訴え 』 | 太宰 治 | Audible.co.jp

聞き進むうちにユダの語りだとわかります。

ユダのキリストに対する敬慕の念と憎しみがごちゃまぜになっていても、なぜか矛盾を感じさせない内容。思いが言葉となってほとばしるように口から出るその様子に勢いがあって圧倒されました。

ナレーションが強弱がついて臨場感たっぷりで素晴らしかったです。短い作品ですが、濃い内容です。

63.ほろよい読書 織守きょうや、坂井希久子、額賀澪、原田ひ香、柚木麻 ナレーター:尾川楓、岩中睦樹

Audible版『ほろよい読書 』 | 織守 きょうや, 坂井 希久子, 額賀 澪, 原田 ひ香, 柚木 麻子 | Audible.co.jp

短編小説5作品が収められています。どの物語も素敵でしたが、私は「ショコラと秘密は彼女に香る」と「定食屋雑」が好きです。

出てくるお菓子屋や料理も魅力的でしたが、何よりもアルコールダメな私もちょっとお酒飲んでみようかな、酔ってみようかなと思わせてくれる物語、その場の雰囲気や香りまで伝わってきました。

心がほっとして温かくなるような、人と人との繋がりの物語でした。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また。