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ヨーロッパミステリー「ホワイト・ドラゴン」感想〜アンソニー・ウォン出演ドラマ

「ホワイト・ドラゴン」  原題:「STRANGERS/White Dragon」 
2018年 イギリスITV

★★★★☆

久々に見たヨーロッパミステリーです。舞台が香港であること、アンソニー・ウォンが出演している事で興味を持ちました。最初からストーリーの面白さに引き込まれ、最後まで面白く見ました。スピード感もあり次から次へと秘密が明るみになる展開も緊張感があって目が離せませんでした。ただ最後はありきたりの真相でちょっと尻すぼみな感じを受けました。でも香港の混沌とした雰囲気も、アンソニー・ウォンの貫禄の演技も楽しめて良かったです。


画像:BS11

ジョナ・マーレイ(ジョン・シム/John Simm)=大学教授
メーガン・ハリス(デヴラ・カーワン/Dervla Kirwan)=ジョナの妻
デヴィッド・チェンアンソニー・ウォン/黄秋生)=香港の元刑事
ラウ・チェン(ケイティ・ラング/Katie Leung)=デヴィッドの娘

イギリスに住む大学教授のジョナは講義中に妻のメーガンが香港で交通事故で死亡したと知らせを受ける。身元確認のため香港ヘ飛んだジョナは警察署でデヴィッドと遭遇、そして彼から思いもよらない妻の秘密を知らされる。メーガンは20年前からデヴィッドの妻だったと。気持ちの整理がつかないまま帰国を決意するが、自分の携帯に残されたメーガンからの録音メッセージを聞く。それは事故直前のもので最後を匂わせるメッセージと共に事故の音、そして銃声の音が…。単なる事故ではないと確信したジョナは香港に残りメーガンの死の真相を探る。

ホワイト・ドラゴン | ドラマ | BS11(イレブン)|全番組が無料放送

以下ネタバレあります。

飽きずに最後まで見ました。真相を追う中でわかってくる真実も意外性があって面白かったです。

ジョナも結婚して3年なので、まだ新婚気分が抜けてなかったのでしょうか。なんだか教授という割には思慮深さが感じられない場面もありました。ちょっと自分勝手ではないかと思ったり・・。

一番振り回されて気の毒だったのはラウ。母親が突然亡くなっただけでなく、秘密がどんどん出てきてショックだったでしょう。でも最後はあっさりめの表現で、そこがまた韓ドラとは違って新鮮でした。

ギュッと詰まった濃いストーリー展開で間延びすることもなく話数も少ないので見やすかったです。

強いて言えば、最後はもう少し余韻が欲しかった。デヴィッドもあっけなくて、私にはあれ?って終わり方でした。

 

香港俳優のアンソニー・ウォンは2014年9月に行われた反政府、行政長官選挙制度の民主化を求めるデモである 「雨傘運動」 を支持したため、中国映画界では干されてしまいました。その後はご自身でもリタイア状態と言っていましたが、こうやって海外の作品でその姿を見ることが出来てありがたいです。アンソニーの作品はどれも素晴らしい。海外から引き合いが来るのいうのも流石ですね。

 

完成度も高く、異国情緒もたっぷりで楽しく見たドラマでした。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また。