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中国ドラマ「萌医甜妻(ほういてんさい)~ボクの可愛いお医者さん~ 」感想〜軽く楽しめる胸キュンストーリー

「萌医甜妻(ほういてんさい)~ボクの可愛いお医者さん~」 原題:萌医甜妻  2020年  优酷 

★★★☆☆

始めはミステリー風なのかなと思いましたがそれほどでもなく、どちらかと言うとラブストーリーです。ストーリーは本当に少女漫画的で、時々笑いながら、時々胸キュンしながら飽きずに見ました。

重苦しい展開は皆無なので、気の張る本格的時代劇の合間に箸休め的に楽しめるドラマかと思います。

同じようなことの繰り返しで退屈、逆に単純に面白いと意見が分かれる作品かもしれません。

キャストは若々しく魅力的で良かったです。

私は最後まで面白く見ましたが、ストーリーにもう少し深みも欲しかったです。

画像:百度

田七(でん・しち)・沈昭児=孫千(スン・チェン)
紀衡(き・こう)=黄俊捷(ホワン・ジュンジエ)
紀征(き・せい)=査杰 (チャ・ジエ)
康寧児(こう・ねいじ)=洪杉杉(ホン・シャーシャー)


8年前に目の前で両親を殺害された昭児。父親は紀邸で医師として仕えていた。

昭児は両親の死の真相を探ろうと男装し田七と名を変え医師として紀邸に潜入。主人である紀衡は軍を指揮する節帥(節度使)で気難しく冷酷と噂されていた。

ある日、紀衡の婚約者の郡主が宴の酒で毒殺され、田七はあらぬ疑いを掛けられることに。

紀衡は郡主の死が実は自分を陥れる陰謀だと考え、田七をおとりにして犯人を捕まえようと考える。しかし、彼は田七に子供の頃好きだった昭児の面影が重なり困惑する。

そんな折、田七が帯に毒を隠しているという密告があり・・。

萌医甜妻~ボクの可愛いお医者さん~ | ドラマ | BS11(イレブン)

以下ネタバレあります。

紀衡(き・こう)役の黄俊捷(ホワン・ジュンジエ)がスッキリとしたイケメンでなかなか良かったです。この人がいたから見れたような気もします。

女子が男装して・・というよくある設定でしたが、出だしからなかなか面白い展開でした。本格的なミステリーでも良かったと思うのですが。

田七は両親の死の真相を探るため紀邸に入ったという割には探る様子もなかったし、内容も展開もすこし中途半端な気がしました。

そしてセリフも現代的なので、時代劇という印象は薄いです。字幕でそうしているのでしょうか?

前半は田七のドタバタ加減がちょっとうるさかったけれど、いつも眉間にシワを寄せている紀衡との絡みが面白かったです。

紀衡も田七が女だとわかって急に積極的にアプローチする様子などまさに少女漫画。ちょっとそれには笑ってしまいました。隅から隅まで漫画チックなのですが、それも嫌ではなかったです。

物語は田七が両親殺害の真相を知った後どうするのかというのがポイントの一つだったと思うのですが、紀衡の言葉を疑う事もしない田七にがっかりでした。

その後田七は自分の心と葛藤しますが、それも取ってつけたようで感情移入までには至リませんでした。ハッピーエンドで良かったのですが物足りなさも感じました。

それに田七は紀衡の母親に「对不起」と謝られて、俗世間を捨てると言われて許す気になれるのか・・すこし疑問が残りました。

自分の気持ちに正直に幸せになることを選んだということでしょうか。いつまでも過去に縛られて幸せをふいにするなんて、天国のご両親が喜ぶわけないでしょうし・・。

ホッとしたのは紀征がいい奴だったこと。最後の展開ではどうしちゃったの?と心配しましたが、やっぱり兄弟の絆は強かった。彼にとっては切ない恋になってしまったけれど・・男らしくさっぱりした性格の人でよかったです。

ストーリー展開も丁寧さに欠けるように思いましたが、ただ単純に胸キュンするドラマとして見れば面白いと思います。

単純にイケメンを愛で、コミカルな場面で笑い、ちょっぴり切なくなる、そんなドラマです。

黄俊捷(ホワン・ジュンジエ) 1998年7月9日生 重慶 185cm

「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」にも出演していました。キレイな顔立ちですね。
今回の紀衡役ではキリッとした美男でした。今後の活躍も期待します。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

では、また。