ふくみみdiary

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中国ドラマ「ロマンスは椿の花のように」感想~ラブラブなラブコメ

「ロマンスは椿の花のように」 許純純的茶花運 2021年 爱奇艺

★★★☆☆

最初から最後まで、まさにラブコメでした。古装劇ではありますが、雰囲気は現代物のようで見やすかったです。

出だしはストーリー展開も面白く、テンポもよく楽しく見ていました。どちらかというとコメディ色の濃い内容でした。

ただ、中盤辺りから中だるみというか、同じようなことの繰り返しで興味が薄らいでしまいました。

お菓子にまつわる物語だと楽しみにしていました。ヒロインの作るお菓子は彩もキレイで可愛らしかったし、お菓子の材料にまつわる話には興味が持てました。

でも、菓子職人の話というわけでもなく、お菓子がクローズアップされた内容でもなく、単純なドタバタなラブコメという感じ。内容らしい内容もないので、それ程長編ではないにもかかわらず、少し飽きてしまってとても長く感じました。

若手俳優中心のドラマで、若々しい勢いが感じられキラキラ感もある作品でしたが、もう少しメリハリのある内容にして欲しかったです。

ベテランと言えば、王雨(ワン・ユー)が憎まれ役を見事にコミカルに演じていました。こういう役もされる方とは思いませんでした。🤭

アクションシーンはなかなか迫力もあって見事でした。

画像:百度百科

周君玦(しゅう・くんけつ)=郭子凡(グオ・ズーファン)
許純純(きょ・しゅんしゅん)=李墨之(リー・モージー
倪東陵(げい・とうりょう)=彭楚粤(ボン・チューユエ)
喜児(きじ)=毛娜(マオ・ナ)
葉長青(よう・ちょうせい)=王雨(ワン・ユー)

許純純(きょ・しゅんしゅん)は幼いころに両親を亡くし、今は継母と暮らしている。継母にはいじめられる毎日、そしてお金のために勝手に縁談を決められてしまった。

純純は家を出ようと決心し、自分で作ったお菓子を売り歩く。純純はお菓子作りが好きで、その腕前も確かだった。

ある日純純は妓楼で茶商の御曹司の周君玦(しゅう・くんけつ)と知り合い、金づるだとお菓子を売り込む。

町中の女性を虜にしている周君玦だったが色恋には興味がなく母親を悩ませいていた。そんな彼が純純に一目惚れしてしまう。

同じ頃、純純に助けられた周君玦の母親は彼女を気に入り是非息子の嫁にと考え、早々に純純の継母と話をつけてしまった。

純純は周夫人から息子の婚約者として一緒に暮らすことを提案される。結婚は望んでいないが継母の元から逃れられるならと考え承諾した。

周夫人によって顔も知らない相手と婚約させられた君玦と純純。何とかこの話をぶち壊そうとあの手この手と策を練るが上手くいかない。

そんな中、実は婚約者があの純純だと知った君玦は・・・

「ロマンスは椿の花のように」|ドラマ公式サイト

以下ネタバレあります。

出だしはよくある展開、その後周君玦(しゅう・くんけつ)が許純純(きょ・しゅんしゅん)に猛アタックという流れです。

あれだけストレートに迫られたら誰だって・・と思いましたが、純純が割とクールというか恋愛には興味がないのかな?君玦が豪商のイケメン御曹司で文武両道でモテモテ男子ですから、すぐになびかない純純は凄いです。何が気に入らないんだか・・。(笑)

一方の君玦は一目ぼれしたあの娘が婚約者だったと知ってからの、涙ぐましい努力が笑えました。純純への思いが一途な君玦、彼女を振り向かせようとする頑張りは見もので楽しかったです。

相思相愛になって結婚して終わりと言う流れだろうと思っていたのですが、その後の展開が長かった。次から次へと問題が出てきては二人で何とか解決してめでたし・・という同じような流れが続くので、段々と飽きてしまいました。

結婚してからの君玦は妻の良き理解者であり、いつも応援してくれる優しい夫。なんですが、純純がわがまま過ぎでしょと思うようになってからは、急速にストーリーにも気持ちが入らなくなりました。

純純のすることが凄くお金のかかる事だし・・君玦、甘すぎです!純純はお金持ちに嫁いで、金銭感覚が狂っちゃったのか・・。

楽しいラブコメですが見方を変えれば、女性の自立を描いているのかなとも思いました。純純はお菓子作りには誰にも負けないという絶対の自信を持っていて、独創的なアイデアも持っている人です。そしてお菓子のお店を出してお金を儲けたいというブレない目標がありました。

結婚してもこの考えは変わらず、その考えを夫の君玦も尊重して応援しています。ある時は正面切って、ある時は陰から・・。

二人の気持ちがしっかりと結びついていたので、どんな邪魔が入っても安心して見ていられました。でも二人が仲良いのはいいのですが、デレデレし過ぎで私はかえって引いちゃいました。(笑)

甘えん坊男子が好きな人は、嵌るかもしれませんね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。