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韓国ドラマ「TIMES~未来からのSOS~」感想〜権力が人を変えてしまうのか

「TIMES~未来からのSOS~」 原題:타임즈 2021年 OCN

★★★☆☆

スマホで過去と繋がるという物語で似たようなものは今までもあったので、その点では新鮮味がなかったものの、緊迫感がずっと続きスピード感もある展開でした。ただ過去と現在との切り替わりが早く、ともすると混乱しました。途中であの人はどうなったんだっけ?とわからなくなる場面もありました。そういう点からもイッキ見おすすめ。
主演のイ・ソジンさんと言えばドラマ「イ・サン」ですが、あの頃と同じく若々しくあまり印象が変わっていないのは流石だなと思いました。


画像:hankyung.com

イ・ジヌイ・ソジン)=零細マスコミ「タイムズ」の社長兼記者
ソ・ジョンインイ・ジュヨン)=ギテの娘、大手放送局の記者
ソ・ギテ(キム・ヨンチョル)=政治家
ハン・ドギョン(シム・ヒョンタク)=刑事

2019年、大統領の娘ジョンインは大手放送局の記者として順風満帆だったが、ある日目覚めると人生が一変していた。父は2015年に選挙活動中に暗殺され、自分は小さな新聞社の記者になっていた。そして父の暗殺の真相を探り続けて1年が経った時、なぜかイ・ジヌと電話で繋がる。信じられないことだが、彼が2015年を生きているとわかるとジョンインはジヌに父を助けてほしいと懇願する。

韓国ドラマ「TIMES~未来からのSOS~」|BS-TBS

以下ネタバレあります。

今までもいくつか見たタイムワープもの。
スマホで過去と繋がり現在の状況を良くしようと思うものの、逆にどんどん悪くなってしまうという展開です。

タイムワープものというと過去を変えて未来(現在)を良くするものと捉えていたので、かえって悪い状況になるという展開は面白かったです。過去を変えたからといっても現在の状況が必ずしも良くなるとは限らない、これは当然ですね。

過去を変えても変えても良い方向にいかない、緊迫感あふれ面白い作品だと思いました。

始めはジョンインの父親の暗殺阻止、ジヌの弟の死の真相究明と復讐というミステリー風なストーリー展開を予想していましたが、どんどん政治家たちの権力闘争色が強くなって興味が薄れ入り込めなくなりました。

中盤あたりからの政治家達による陰謀の繰り返しはうんざりしましたし、その政治家に乗っかって欲を満たそうとする輩にも嫌気が差しました。

過去を変えてもジョンイン父・ギテの本質は変わっていなかった。それでも結局ギテが心底悪い人だったのかどうかも分からず中途半端な感じも残りました。

最後は韓国のネット事情を踏まえての問題提起?もあり、政治家の横暴さなども韓国の人にとってはツボなのかもしれません。

最後まで見ましたが、イ・ソジンでなければリタイアしていたかもしれません。彼の存在は大きかったです

イ・ソジン主演で期待しすぎたせいか、物足りなさを感じた作品でした。ただ悪い人たちは一応成敗されたので良かったです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

では、また。