ふくみみdiary

   一緒に楽しく

泣くことで心をリセット

私の母は突然に亡くなりました。もう10年ほど前の事です。母自身、死ぬときはポックリ逝きたい、病気で長く寝たままなんて嫌だと常々言っていたので、本望だったろうと思います。

ただ私はすごくショックでした。何か自分が悪かったんじゃないかと思ったり、まだまだ一緒にしたいこともあったのにと後悔ばかりでした。

何事もなかったように時だけは過ぎて、気づかぬうちに冬から春に季節が変わるなんてことがすごく恨めしかったです。楽しい事なんて一つもない、笑えない、食べる事さえ面倒、ただ息をしているだけのようなドヨンとした毎日。底なし沼にハマったようにどんどん気持ちが落ちていきました。

でもこんな状態を母が喜ぶわけない、でもどうしたら元の自分に戻れる?
ある日ある事に気付きました。そういえば思いっきり泣いてない・・悲しくて泣きたいのになぜか泣けない事に気付きました。

この状況が良くないのではないか?悲しいのに泣けないってことは一大事なんじゃないかと思いました。それからというもの、映画でもドラマでも歌でも本でも、とにかく泣けそうなものを手当たり次第に選んでみました。

最初は何を見ても全く効果がなく、ついに感情というものが無くなっちゃったのかしら?これは病気?と不安になりました。

思うとおりに行かなくて焦りだした頃に思い出したのが、韓国ドラマの「ファン・ジニ」です。すっごく泣いた場面が!あんなに泣いたドラマはなかったはず。その悲しさ切なさが心に長く残って何度も思い出し泣きしてました。

見てみるとやっぱりその場面で号泣、久々に泣くことができたのでした。
泣いてなんだか気持ちがスッキリして、思考が戻ったように感じ、もう大丈夫と思えました。

 

「泣く」という事で得られる効果があるそうです。

  • 気持ちがリセットされ落ち着く 
  • ストレス解消 
  • ぐっすり眠れる(泣くこと自体疲れを誘う)
  • 冷静さを取り戻す

そうです!泣くことは大事。
あえて「泣く」事を習慣化することを「涙活」と呼ぶそうです。定期的とは言わないまでも、心がささくれだったと感じたら泣いてみるのもいいと思います。

私が「泣ける」のはたとえば・・

  • 前述のドラマ「ファン・ジニ」 9話
  • モリー先生との火曜日
  • 韓国ドラマ 「女の香り」
  • 中国ドラマ 「琅琊榜」
  • 韓国ドラマ 「千日の約束」

最近泣いたのは・・「二十歳のソウル」。

そして今また私は泣きたい気分かも。