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韓国ドラマ「十八の瞬間」感想〜もう一度戻りたくなる純粋なあの頃

「十八の瞬間」 原題:열여덟의 순간  2019年  韓国JTBC

★★★★★

私の年齢のせいか最近は学園ものは馴染めなかったのですが、このドラマは楽しく見ました。ただのラブストーリーではなく、韓国の若者の抱える歪みや苦悩といったものも丁寧に描かれていて辛くなる場面もありました。取り巻く大人たちの事情や考え方によって下手をしたら自分の人生を決められてしまうような状況は問題です。そんな大人たちの中にあっても、たった一度の18歳の時を悩みながら、つまづきながら懸命に駆け抜ける高校生の純粋さがまぶしかったです。フレッシュな出演者たちの笑顔で私も元気をもらいました。

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画層:JTBC

チャ・ジュヌ(オン・ソンウ、元Wanna One)=転校生、母と離れて暮らす
ユ・スビン(キム・ヒャンギ)=ソウル大学へ行くことが母からの絶対要求
マ・フィヨン(シン・スンホ)=担任教師より権力がある優等生、学級委員長
オ・ハンギョル(カン・ギヨン)=副担任の新人教師
チョン・オジェ(ムンビン、ASTRO)=ジュヌの友達

ジュヌは友達を助けて誤解され、そのことで転校を強いられた。楽しい学校生活など期待していないジュヌは新しい学校にも馴染めずにいた。そして2年3組クラスメートとなったフィヨンの策略で泥棒だとあらぬ疑いをかけられる。一度は学校を辞めようと思うものの、フィヨンに屈服したくない、逃げたくないという気持ちが湧き上がり思いとどまる。そして女子クラスメートのスビンのことも気になって・・。

韓国ドラマ「十八の瞬間」 | BS朝日

いかネタバレあります。

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何度もドラマに取り上げられていますが、学歴社会の韓国って子供に酷だなぁと思いながら見ていました。成績だけで人生が決まるわけではないけれど、良い大学に入りさえすればレールに乗ることができ、その後は楽に進めるだろうと考え厳しくするのは親心と言えるかもしれません。

でも2年生でこんなに過酷?今の日本でもそうなのでしょうか?

でも、常に1番を守り続けなくてはいけないフィヨンは哀れだし、ソウル大学合格を絶対課題とされるスビンも気の毒でした。

親が子供を自分の所有物と考えてはいけません。

私はフィヨンを見ていて本当に辛かった。いつもいい子でいなければいけないプレッシャーを自分でかけているのですから。時として優等生にはありがちなことかも。最後はズタズタになったと思うけれど、きっと自分を取り戻し立ち直ってくれると信じます。もともと賢い子だし、友人もきっと放って置くことはないでしょう。

ジュヌとスビンの初恋、2人で純粋な思いを育む様子は初々しかったし、可愛かったです。初めての恋は少しのことで敏感になったり、気になったり、衝動的だったり、戸惑ったり。すべてのことが美しいです。そんな様子がよく描かれていたと思います。

2人の恋が反対されればされるほど頑張れって応援したくなりました。最後は私も涙でしたけど、将来は明るいでしょう。

そしてこのドラマはジュヌを通して、自分と向き合い大人へと成長する子供達の姿を描いています。無気力だったジュヌが先生やクラスメートと関わる中で自分の居場所を見つけ、目標を見つけてそれに向かって積極的に進んで行こうと決める。後悔しないように。他の生徒達もそれぞれ成長しましたね。若いエネルギーを感じました。

それにしても、たくさんの酷い大人が登場しました。フィヨンの両親は以ての外ですが、教頭も許せなかった。ジュヌの実父も酷い人、あんな事言う人は絶対に幸せにはなれないと思います。

その反対に素晴らしい大人もいました。担任の先生、こういう人が本当の先生ですね。間違いを正して導く、そして生徒に明るい希望をもたせる先生は素晴らしいです。

そして、ジュヌの母親。私生児を産んでずっと大切に育ててきて、その間も父親への恨み言を一言も言わなかった母親。いつも明るくて懸命に生きていて、何よりジュヌを尊重している。人間として素晴らしい人でした。

ジュヌとスビンのラブストーリーだけでなく、親子の関係、学歴社会、受験戦争、貧富の差など色々と考えさせられる問題も盛り沢山で面白いドラマでした。

どの生徒も可愛く愛おしく感じたし、一番輝いている時が素晴らしい思い出になるようにと心から願いました。

この2年3組は同窓会も楽しそうだなぁと思ったりもしました。