「だから俺はアンチと結婚した」그래서 나는 안티팬과 결혼했다 2021年 NAVER TV
★★★★☆
あまり期待はしていなかったのですが、すごく面白かったので毎回楽しみでした。テンポ良く進むので飽きることなく見終えました。
トップスターとの恋・・ストーリーはベタな内容でしたが、それでもやっぱりこの手のラブストーリーは面白いです。
何より肩もこらずに楽しく見られますし、それこそがラブコメの醍醐味と言えると思います。ハッピーエンドでないわけがないので、安心して見ていられるというのも良いですね。
それでもいろいろ絡み合って問題も起こるし危機もあって、ハラハラドキドキもさせられます。もちろん胸キュンもあるので軽く楽しめる作品です。
もしかしたら胸キュン度は低いと感じる方もいると思いますが、私はそれがこのドラマをさらりと軽快なものにしていたと思いました。
上手く行き過ぎだったり、どうして?あれ?と思うところもありましたが、深く考えず突っ込まずに乙女心全開にして見るドラマでしょう。
主要キャストは4人とも良かったです。個人的には一人だけ飛びぬけて・・と感じた人もいなかったので、バランスが取れていて良かったと思います。
チェ・テジュンが自然な演技で良かったけれど、それ以上にチャンソンのひねくれ加減が良く出ている演技が素晴らしかったなと思いました。
フジュン(チェ・テジュン)=人気K-POPスター
イ・グニョン(スヨン)=雑誌社の記者
ジェジュン(ファン・チャンソン)=芸能事務所代表、プロデューサー
オ・イニョン(ハン・ジアン)=フジュンの元カノ、アイドル出身
イ・グニョンは雑誌社の記者でありながら、雑用ばかり押し付けられなかなか取材をさせてもらえない。更に恋人にも裏切られ何一つ良いことがない。
ある日、プロデューサー・ジェジュンの経営するクラブのパーティへ取材に行くことになり、何とかトップスターのフジュンの単独インタビューを取りたいと考えていた。
グニョンが飲みすぎて気分が悪くなりトイレを探していると、女性と二人きり、そして彼女を叩くフジュンを見かけ思わず隠れる。しかしフジュンに見つかり追いかけられ、盗撮したと疑われて仕事用のカメラを壊されてしまった。
高価な商売道具を壊され謝りもしないフジュンに腹の虫が治まらないグニョンは、大勢の前で彼にハイヒールを投げつけた。その時の動画がSNSで拡散され会社をクビになってしまった。でもこのままでは終われない。
グニョンはフジュンの裏の顔を暴く記事で復職を狙おうとするが、逆に記者達に追われ開き直ってアンチを公言し話題の人となってしまう。そしてこの件が元で住むところまで失うことに。
するとそんなグニョンに興味を持ったテレビ局から思いもよらない依頼が入る。スターとアンチが結婚するリアリティ番組に出演しないかというものだった。当然相手はフジュン。
あり得ない話と一度はつっぱねたグニョンだが、テレビに出て有名になれば世の人々も自分の言う事に耳を傾けてくれるかも・・と出演依頼を受けることにする・・。
以下ネタバレあります。
トップスター・フジュンを演じたチェ・テジュンは女優パク・シネと2022年に結婚して、今はパパでもあります。
見る前はそんなことが頭をちらつきましたが、ドラマを見始めたらそんなことは全く思い出すこともなく自然とストーリーに入り込んでいました。
単純な内容でテンポ良く進むので、飽きることもなく展開にそれほど違和感など感じることもありませんでした。
ただサイドの一つ一つのエピソードの内容が浅すぎて中途半端でした。そのため人物への感情移入も難しく、その点は物足りなさを感じました。本当はその人物を知るためには重要なポイントのような気がしましたが。
例えば、グニョンの夢や希望、家族の事とか、フジュンの父親の事や母親との関係、ジェジュンの家族=兄との確執?、イニョンの本音などもう少し掘り下げて丁寧に描かれていればもっとそれぞれの人物への理解が深まり感情移入もできたと思います。
脚本が稚拙と言いますか・・なんとなく複雑さを取り繕っているだけに感じました。
この点は残念な気もしますが、そんなことよりも乙女のときめきで主人公2人の恋を楽しむドラマなんでしょう。物語の深みなど、どうでも良いのかもしれません。
そして最後は皆どのカップルもうまくまとまって良かったけれど、なんとなくバタバタっとあっけなく終わってしまって余韻などは皆無。(笑)
特にフジュンのプロポーズはもっとおしゃれで胸キュンであって欲しかったなと思いました。そこはスターなんだからもっといろいろできたんじゃない?まぁ、シチュエーションなどどうでもいいのか・・。
そして最後はもうちょっとラブラブデレデレのシーンも見たかったし、幸せの余韻も欲しかったです。
でも最後まで楽しく見られて、あ~面白かったで終われたドラマでした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。