今週のお題「小さい春みつけた」
今日は天気はものすごく良いのですが風が強くて帽子が飛ばされそうでした。そして寒いです。
春を感じる瞬間はいろいろありますが、この強い風もそう。
今の所に越してきた約60年前は、春になって強い風が吹くと周りはほどんど畑だったせいもあってまるで砂嵐のようでした。空っ風ですね。
窓を閉めていても隙間から砂が入ってくるので、母はぶつぶつ言いながら拭き掃除をしていました。掃除をしてもすぐにまた砂だらけになるのですが。
今では道は舗装されているので良いですが、そうでない時代はもっと大変だったのだろうと想像します。
私の中ではこの空っ風も春のイメージです。
それから春と言えば「ふきのとう」です。母の実家だった今は従姉妹の家の近くではふきのとうがたくさん出ます。
生前母はお墓参りもかねてこのふきのとうを採りに行っていました。ふきのとうの天ぷらは美味しいです。苦いので食べられるようになったのはだいぶ大人になってからですが、ふきのとうをスーパーで見つけると母を思い出します。
空っ風もふきのとうも母に繋がってます。
植物では沈丁花の香りが漂ってくると「あ~春だなぁ」と感じます。お隣のおばあちゃんの家に沈丁花があって、すでにこの春の香りを漂わせています。
あまり派手な花ではないけれど、この香りは独特で強いです。近くにいなくてもふとした時に香りを感じられるのが良いですね。クチナシ、金木犀と並んで三大香木の一つ。
私の家の庭にはそろそろムスカリの紫色が見えますが、黄色の水仙の花も咲き始めました。まだこれから花が上を向いてどんどん伸びるはず。
春になると花はやはり気持ちよさそうです。太陽の光を浴びて元気いっぱいに見えます。
散歩をしていていろいろなお宅のお庭を見ても、そろそろ色とりどりの花が植えられてきれいです。ピンクや白、紫、黄色などなど春の花はいろいろな色彩を楽しめるのも魅力です。
私は中でも黄色い花に春を感じます。日差しが強くなった頃我が家でまず咲くのが黄色の水仙だからなのかもしれませんが、私はピンクや紫よりも黄色の花に明るさを感じます。ビタミンカラーですよね。
見ていてなんとなく元気をもらえます。日本水仙のように香りはないのですが、ピンとした咲姿に健気さや潔さも感じます。たくさん咲きそろうと本当にキレイです。
春は花粉症に悩まされる季節でもあり、砂埃が立つ季節でもあり、私としては大好きな季節とは言い難いです。
それでも冬の縮こまった体が伸びて楽になるし、日が長くなってなんとなく安心できるし、楽しいことが待っているような気がしてウキウキします。
そう、日が長くなると言うのも春の訪れを感じさせるものですね。だいぶ日が長くなってきました。
まだ寒さは残るけれど、黄色の水仙も先始め、ここに来てようやく春が来たと思えるようになりました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も一日お疲れ様でした。