ふくみみdiary

   一緒に楽しく

春を感じる菜の花をサラダに

今日は菜の花を買ってきました。

10分ほど歩いたところの農家さんの庭先の縁台には毎日その日の朝採った野菜たちが並びます。

その時によって並ぶ野菜が違うのですが、どれも新鮮なのは当たり前。私はたまたま近くまで行った時に気に入ったものがあれば買ってきます。

この野菜を目当てに朝早く立ち寄るという人もいるようです。妹も散歩コースにこの場所が入っているそうで、ポケットに100円玉を入れて家を出ると言ってました。なかなかいい方法です。(^^)

一袋(束)の量が少なめで私には丁度良いのです。ネギも一本ずつだし、ほうれん草や小松菜もスーパーの7割8割の量です。

おそらく普通には卸せない規格外のものでしょう。形の悪いものも多いですが、味は変わらないしお値段的にも助かります。

お値段はほとんどが100円ですが、特に量が多めの物や大きい物は150円になっています。料金を入れる貯金箱のようなものが置かれているので、自分で合計金額を入れて買う方式です。日本ならではですね。

見張っている人が居るわけではないので大丈夫なんだろうかと思いますが、一応貯金箱は固定されているし、ずっと同じ販売方法なので問題は起こってないのでしょう。

今日は間引き人参やネギ、大根、小松菜など並んでいる中で菜の花だけを買いました。小銭が100円しかなかったので・・。

最近スーパーに並ぶ野菜の季節感が薄くなってきたように思います。60代の約75%の人が野菜に季節を感じないと答えたという記事を読んだことがあります。

そんな中でも菜の花はやはり春を感じる野菜です。ちょっと苦味があってそこが美味しいですよね。おひたしにしておけばサラダにも味噌汁にもパスタにもすぐに使えて便利です。

農家さんの菜の花は新鮮なので捨てる部分もないし、あっという間に茹で上がるので楽です。だから柔らかくて美味しい。ここの菜の花を知るとスーパーのものは買う気がしません。

そして無事にサラダになりました。緑が鮮やかで目にも美味しいです。


かつて私がこの地に引っ越してきた頃は周りは本当に自然がいっぱいで、近くの川ではセリが取れたし、フキノトウやつくし、よもぎやノビルもたくさん採れたので、そういう物がよく食卓に上っていました。少し癖のある野草でも食べ慣れると美味しく感じたし、今では思い出の味です。

母が農家出身だったからか、野草には割と詳しかったようです。よく一緒に摘みに行きました。子供でしたから、へぇ〜これ食べられるんだと不思議だったし、料理された初めての野草はおっかなびっくり食べていました。

その頃はふきのとうは流石に苦くて食べられなかったけれど、セリやつくしは好きでした。

でも周辺もだんだんと住宅地になり家が建ち、今では昔の自然はすっかり無くなってしまい残念です。

菜の花を食べながら母と一緒に野草を摘んだ事を懐かしく思い出していました。遠い昔のことです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

楽しい週末になりますように。
では、また。