ふくみみdiary

   一緒に楽しく

認知症への不安ってあります

朝、職場に警察官がたくさん来ていてなんだろう?と思いました。そして同僚からの話に驚きました。

噂話みたいでちょっと・・と思いましたが、かなりショックを受けたし考えさせられることだったので書いておきます。

我が職場には今年86歳になるおじいちゃんが働いています。届いた郵便物や書類を各部へ運ぶという仕事をしています。

急な欠勤などもない真面目な人という印象。もちろん年齢的に動きはゆっくりだったり、耳が少し遠いかなと思う事はありますが今までも問題などありませんでした。

仕事の上でもいなくては困る存在ですし、愛想も良いし元気な声で挨拶してくれて親しみやすい人です。良く働くし凄いなと尊敬もしていました。

そのおじいちゃんが近くのコンビニで未払い(万引き)事件を起こして、職場へ警察が来たのだそうです。本人は全く身に覚えがなく否定し続けたため、更に問題が大きくなったとか。監視カメラに映っていたらしいのです。

この話を聞いてにわかには信じられなかったし、私にはかなりの衝撃でした。

その後人事の人が間に入ってなんとか穏便に終わったらしいですし、おじいちゃんは今まで通り仕事は続けられるようです。

この話を聞いて、私は認知症の事を思いました。自分のしたことを全く覚えていないという事だったからです。同僚も同じような意見でした。

私達がこんなことを言ったら余計なお世話なんでしょうが、一度病院で検査をと思いました。

認知症でのこういう事例は周りの人が注意していなければ何度も繰り返してしまうそうです。初回はともかく繰り返せば常習犯という事になってしまい、事は重大に。

この件、私は他人ごとではないなと思いました。認知症は誰でもなる可能性がある病気です。気づかないうちに進行してしまう。

高齢者の病気のように思われていますが実はそうでもないですし、周りの人の気づきが大切な気がします。

だから一人暮らしの私などは本当に怖い病気です。自分では自分の変化に気づかないと思うからです。ちょっと変な事があっても、歳のせいだねなんてスルーしてしまう事も多いです。

傍から見ていても見極めって難しいですから、病院で検査したほうが・・なんて言ったら逆に怒らせちゃうかもしれないし、そんなアドバイスもなかなか出来ないですよね。

高齢化社会の中で本当に切実な問題だなと思いました。老いって残酷な面もありますね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
笑顔で過ごせますように。