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韓国ドラマ「検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~」感想〜検事たちの日常と奮闘

「検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~」 原題:검사내전(検事内伝)
2019年  JTBC

★★★★★

検事の話なので堅い話かと思っていましたが、そうではなくフツフツと笑いがこみ上げてくる楽しいドラマでした。出演者が皆それぞれ上手に役の色を出していて、ストーリーもさることながら一人一人の味のある演技を見るのがとても楽しかったです。事件の緊迫感もありながら、笑いもあり、緊張せずに見られるおすすめドラマです。

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画像:namu.wiki

イ・ソヌン(イ・ソンギュン)=刑事2部検事。
チャ・ミョンジュ(チョン・リョウォン)=中央からジニョン支庁へ異動。
チョ・ミンホ(イ・ソンジェ)=部長検事
ホン・ジョンハク(キム・グァンギュ)=主席検事
オ・ユンジン(イ・サンヒ)=ママさん検事
キム・ジョンウ(チョン・ソンウ)=新人検事

特に野望もなく平凡な、そして結構小心者のイ・ソヌンはジニョン支庁刑事2部の検事。ある日ソウルから検事が都落ちしてくるとの情報があり、刑事2部内では誰が?どうして?と戦々恐々。やってきたのはエリート女性検事チャ・ミョンジュ、彼女のやる気と自信が他の検事との摩擦を生み、職場の雰囲気は最悪に。実はソヌンとミョンジュは大学の同期だったが、ミョンジュはある誤解からソヌンを敵対視する。
リズミカルなコメディであると同時に社会人の悲哀を感じる人間ドラマ。

韓国ドラマ「検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~」 | BS朝日

以下ネタバレあります。

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ジニョン市はどこにあるのか探していたら・・架空の市と判明しました。かなり真剣に調べていたので、がっくり。

次に韓国の検察庁の組織図を調べてみました。まず、ソウルに大検察庁、その下に5の高等検察庁、さらに18の地方検察庁があり、支庁は該当する各地方検察庁の責務をより綿密に処理するために、それぞれの地方検察庁の管轄内に設置されているということでした。

検事のドラマということで法廷の激しいやり取りや凶悪事件の犯人を追い詰める話を想像していましたが、全く違いました。今までドラマで見てきたような華やかに活躍する検事たちの陰に隠れた、陽の目をみない検事たちの話です。

検事と言えども一人の人間、実は普通の人なんですというのをわかりやすく描いた人間ドラマとも言えます。仕事では腹も立つし、嫉妬もするし、長いものには巻かれるし。日々の日常では家族の問題もあり、お酒で憂さ晴らしをしたり、噂話もする。まさに人間としての一日一日が愛すべきキャラによって表現されています。

ミョンジュはもう少し力を抜いてもいいのにと思いましたし、ソヌンの正義感が通らない時は一緒に腹がたちました。嫌なヤツとも多少は上手く付き合っていかなくてはならないのが社会人。社会に出るとはどういうことかをコミカルに教えてくれています。

新人検事のキム・ジョンウが面白かったです。こんな検事いるのでしょうか?検事という肩書を武器にSNSで女性を誘い・・だからといって憎むべき検事というわけではなく、やはり愛らしいキャラです。ゲーム好きのジョンウ、ゲームの世界が面白く描かれていました。彼の職場恋愛も笑えました。

ジニョン支庁長のキム・インジュは検事24年目。正義のため、部下のために一度は出世を諦めたにもかかわらず、結局最後は組織の中のひとり、正義を貫くことは出来ず・・この展開は現実味がありました。

結局、悪の根源は断てなかったわけで後味悪い終わり方になりかねない展開なのですが、そうではなかった。流石だなと思いました。

一度ソウルへ行き華々しく活躍していると思われていたソヌンですが思い通りには行きませんでした。結局ジニョンに戻り穏やかな日常を取り戻したかと思いきや・・最後まで笑わせてくれるドラマでした。

とにかく俳優の皆さんが本当にいい味出してくれて面白かったし、社会人としての苦悩、悲哀も十分に伝わってきました。

カットされている部分もあると思うので、是非ノーカットで見てみたい作品です。海の風景も素晴らしかったし、名物料理?も興味深かったです。

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ジニョン支庁長のキム・インジュ役のチョン・ジェソン(정재성)さん。

どんな役でも印象に残る名バイプレーヤー。たくさんのドラマや映画に出演しています。超ちょい役でも平気で出ているところがまたスゴイです。

1970年12月16日生