ふくみみdiary

   一緒に楽しく

台湾ドラマ 戦神~Mars 19

【第19話】 経営者失格 

零は約束どおり、崇之のもとで働き始めたものの仕事に身が入らない。そんな折、GP500参戦の手紙が届く。
晴美とキラはクラスメートのチカがCDオーディションを受けるということで、激励のパーティを開くことにする。零も久々にみんなと再会して楽しむことに。しかし、やってきたチカは不注意からオーディションテープをなくしてしまい、途方にくれていた。封筒を取り違えた相手は零の会社へ向かっているということがわかったが時間がない。零は達也のバイクを借りて、テープを取り戻しに走る。その零の姿は生き生きとしていた。

 

*******

達也はオートバイで登場。なんだか零とはずいぶん違う雰囲気ですね。買ったばかりのバイクに乗って得意そうですが、晴美は心配してます。達也の姿を見て、キラは零のことを考えてますね。
キラは零がストレスで様子が変だと晴美に相談します。自分は絵を続けているのに、零だけ夢を取り上げられて不公平だとも。確かに気の重いことでしょう。まして、キラは崇之の援助を受けて絵の勉強を続けているのだから、なおさら気が引けちゃいますよね。なにより零の姿には活気がないし、前とはぜんぜん違う、そばで見ていてつらいんですね。
夢という話から・・・歌手になるために頑張っているクラスメートのチカがオーデションを受けるから、零も呼んで激励パーティをしようと晴美が言い出します。

そのころ、零のもとにはヤマハからGP500の招待状が届きます。このときの気持ち・・・ちょっと天仰ぐ零に胸が詰まります。そして招待状を庭に投げ捨ててしまいますね。捨てたけれど、破いたりくちゃくちゃにしたりはできない気持ちがあったのかな?

チカのパーティには零も誘われ、黒いスーツで登場です。みんなにからかわれても、楽しそう。そこへ、ぶつかった時に封筒を取り違えて、デモテープをなくしたとチカが現れます。チカが持っていた封筒の中には崇之の会社の案内が。時間がないと知ると零は達也のバイクを借りて走りだします。「夢を取り返してくる」と。
無事にテープを取り戻し、そして届けにいく零は楽しそうです。夜、寝ている零にキラが話しかけます。「今日は零もうれしかったよね。夢をあきらめないで」と。キラは時々お母さんのような感じですね。

 

そして、キラは零をバイクの世界に戻してほしいと崇之に懇願に行きます。しかし、崇之は危険だからとすぐには許してもらいません。でも、キラも引き下がらない。
「私も怖いけれど、零が選んだ生き方。身勝手な愛で零の自由を奪ってはいけない。無償の愛が本当の愛。自由にしてあげてほしい。夢を返してあげて」
キラすごく頑張ってます。そうですね、この言葉に崇之も心を動かされたようです。崇之は暁彦のことを思い出してます。もちろん自分の生き方と違う暁彦をうらやんだこともあったでしょうが、弟としてとても愛していたんだと思います。そして、暁彦とそっくりな零が愛おしく心配なんですね。
回想シーンで零の実父・暁彦が登場しますが、ハジメちゃん(ワン・チュアンイー)ですね。この人、声に特徴あるからわかりますね。

崇之は零を経営者失格として、自由にしてくれました。零はそこで実父の暁彦はバイクレースの事故でなくなったと聞きますが、思う存分夢のために生きた暁彦は幸せだったと思うと話します。零は開放されて、うれしくてうれしくて大はしゃぎしてますが、ちょっと崇之がかわいそうだなと思いました。あからさま過ぎませんか?(笑)それにしても、崇之のこのアプローチは・・崇之らしいというか、なんだか切ないです。でも零の久々の笑顔をみて、崇之もこれで良かったと思ったでしょう。父親の顔ですね。いいお父さんです。
零はお払い箱になったので、スーツを脱ぎ捨てながら歩いてますよ。これも大胆ですね。大切なものもはいっているでしょうに・・・。しかし、しっかりキラがその捨てた服を拾いながら追いかけてきます。そして、キラが零に渡したもの、それは捨てたはずのGP500の招待状。破り捨てなくてよかった!こういうところがドラマというか・・それにしてもあの植え込みの中からよく見つけましたね。

日本に来てサーキット場にいる零は心から幸せを感じているみたい。ここは、ただバイクに乗って走っているシーンなんですが、アラン・コーの歌がすごく効果的。零の心の高揚感、幸福感、充実感を感じることが出来ます。
日本での話を晴美にするキラは、零が生き返ったと喜びをみせる反面、目を離すとどこかへ行ってしまいそうで怖いと不安も覗かせています。そんなキラに晴美は結婚を勧めます。

キラは今結婚するのは早いだろうか?と零に相談。零は卒業してからと決めていたのに、どうして急に?と思いますが、キラの気持ちに答え、「結婚しよう」と言ってくれます。キラは零の一番近い存在になりたいと言ってます。でも晴美から桐島の名前を聞いて、なんとなく漠然と不安を感じているみたいですね。晴美は今が幸せだからといってますが、そういうものとはちょっと違う、虫の知らせみたいな感じではないかしら?桐島とは決着ついてませんものね。
ある日、零は街で桐島を見つけ追いかけます。桐島は零とキラがもうすぐ結婚をすることを知っていました。「また大切なものを抱え込むつもり?今度また大切なものを失ったらどうなるんだろう」と零を挑発します。零はキラを失ったら絶対に許さない、どんな手を使ってでも復讐すると怒りを表しますが、そんなことをしてもむなしさが残るだけだとも言ってます。そして、桐島に「お前は哀れだ」と。この言葉に興奮した桐島は思わず大声でやり返しますが、かえって零には「人間に見える」と言われます。確かにこれまで桐島は喜怒哀楽みたいなものを出したこと無かったですね。感情というものが無いみたいです。何を考えているかわからない・・・一番怖いです。

そして、二人は立川先生に結婚の報告に。

 *好きなシーン

立川先生に結婚の報告をする零です。再びバイクに乗れる喜びいっぱいの零も捨てがたいのですが。
結婚報告の時の零は本当にうれしそうで・・普段でもこんな笑顔を見せるのかしら、仔仔は・・・(*^_^*)