ふくみみdiary

   一緒に楽しく

台湾ドラマ 戦神~Mars 11

【第11話】理想の人

 

桐島牧生は樫野零のことを好きだとカミングアウト。零は戸惑い、学食で思わず桐島に罵声をあびせる。桐島はキラに取り入り美術部に入部し、ふたりに近づこうとする。零はバイトと偽って、賭けビリヤードで金稼ぎをしていた。そのビリヤード場に桐島が現れ勝負を持ちかける。自分がゲームに勝ったら少しつきあってほしいと。負けた零が連れて行かれたのは、廃墟のビル。そこは、桐島と零が初めて会った場所。かつてリンチを受けていた桐島を、偶然にも零が救った場所だった。そんなある日、奥田刑事が零を訪ねてきて、桐島に気をつけろと忠告をする。桐島は正当防衛ではあるが人を殺していると・・・。

 

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この回から桐島がクローズアップされ、ただのラブストーリーではなくサスペンスのような展開になります。桐島が零やキラに近づく目的は何なのか? 桐島のテーマ曲を聴くとなんだかすごく嫌な予感がしますよね。なにか起こるぞって感じで。

大学の学食でも、零はカレー食べてますね(仔はカレー好き)。そんなことはともかく、零は桐島の存在にイライラしてます。でも、キラが桐島の告白について聞いたのではないかと急に心配になり、晴美に確認に行きます。こんなところを見ると零とキラは年がら年中一緒にいるというわけではないみたいですね。零は携帯持ってないし、こういうときにはわざわざ出向かなくてはいけない。こういう不便さいいですね。この場面の零はキラを心配する顔、晴美に女の子の気持ちを聞かされ驚く顔、それから晴美をからかう顔と次々に表情が変わりますが、仔がうまくこなしてます。

零がキラを美術室に訪ねると新入部員として桐島がいます。零が桐島に好きな女の子のタイプを聞くとキラのような人と。これには零も神経逆なでされて怒鳴りつけます。キラがなだめると、零は桐島は芝居をしていると。確かに零の言うとおりですね。桐島はふたりの反応を楽しんでます。こういうときは無視しているのが一番なんでしょうが、桐島のほうから近づいてきて、零もキラもいつの間にかその存在を気にしてしまっています。
桐島はビリヤード場にもやってきて、ついに零の記憶の中の自分を引き出します。桐島の中ではこれも計画通りうまくいったというところでしょう。人の気持ちでゲームをしているようです。一見、零が好きだという感じはないように見えるのですが・・・

今回は奥田刑事が登場します。演じているのはこのドラマの監督でもある蔡岳勲監督です。「流星花園」を手がけ一躍有名になりました。ジェリーの「白色巨塔」の監督を努めました。
この奥田刑事は零のことを気遣って忠告しに来てくれました。でも、少し遅かったかな?ここで、桐島が殺人を犯していたことが話されます。
桐島はストーカーのように偶然を装ってキラの前に現れたり、零の行くビリヤード場に出入りします。零にタバコを押し付けられて、むしろ喜んでいる風だったりやはりチョット普通じゃないですね。零も心配がピークに達して、キラに思わず大声を出してしまったり。こういうところカッコいいなぁ・・・。でも、どうしてキラはここまで零に言われているのにノコノコ桐島について行くのかしら?零が賭けビリヤードをしているところへ。

桐島色が一気に色濃くなりましたが、根底にはきちんと零とキラの愛情が描かれてて、この物語の完成度の高さを感じます。

 

*好きな場面

 ビリヤードの勝負に挑んでいる真剣な零です。仔のビリヤードの腕前はどうなんでしょうか?そして、この仔はずいぶんスレンダーな感じがしますが。