ふくみみdiary

   一緒に楽しく

台湾ドラマ 戦神~Mars 17

【第17話】家族の肖像

零はバイクをあきらめ、父・崇之に従うことを条件にキラを助けて欲しいと頼む。崇之は顧問弁護士を使いキラの義父と示談を成立させ零の願いをかなえる。零はキラを迎えに義父の家に向かい、キラの母親に今までの無礼を謝罪し、2人のことを認めて欲しいと訴える。そして、母から許しを得たキラは家を出て零の元へ。
崇之は零とキラを食事に招待する。崇之はキラの描いた零の想像を褒めてくれたあの紳士だった。崇之はキラを家族と思い、これから先の援助を申し出て、一緒に住むことを提案する。

 

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自分に怪我を負わせた零を訴える、キラを連れ戻すというキラの義父。キラが幸せなら相手はどんな人でもいいという母親を罵倒します。まだ、懲りていない義父ですが、そこへ電話が・・・。零の父の会社の顧問弁護士からです。最初は強気だった義父ですが話しが進むうちに・・・顧問弁護士からは今回の零との一件の示談の申込みです。義父も大企業相手では不利で、言われるようにするしかないと考えたようです。良かった!
なんとかケリがついたと分かると、零は父に礼を言い、約束どおりバイクの鍵を父に渡して帰ります。バイクを残して去る零が寂しそうです。こういうものは妙に愛着があって捨てがたいものでからね。そして、その足でキラを迎えに行きます。応対に出てたのはキラの母、零はまず、今までのことを謝り、その上で、キラを欲しいとお願いします。

キラを俺にください。絶対に幸せにします。

これを聞いた母も、娘をよろしくと2人を認めます。家を出て行くキラに母が今まで見てみぬふりをしてきたことを誤ります。この家を出たら絶対に幸せになるのよと。う~ん、謝ってくれたけど、やはり見ぬ振りしてはいけなかったことですよね。もちろんお母さんも辛かったと思うけれど、やはりこのお母さんの気持ち、行動は納得できないです。お母さんの言葉を聞いてキラは少し救われたと思うけれど・・・。

キラは零と一緒に零の父・崇之に食事に招待されます。零から見た崇之は「やな感じ、何があってもあわせず騒がず、冷徹でいやみで尊大」。本当にヒドイ人のようですね。これ聞いたらかなり足が重くなります。それでなくても恋人のお父さんに会うわけだからキラとしてはドキドキですよ。
招待されたのは和食の料亭?です。崇之はすでに2人を待っていました。キラは崇之をみて思い出します。その人はキラの書いた零の肖像を褒めてくれた紳士でした。零はもう表情が硬いです。何となく重い雰囲気。

ここで料亭の女将登場。流星花園のタマさん(タン・チィ)だぁ。この人年齢不詳ですね。台湾では、舞台もこなし、歌も歌い、ケーキを焼く大女優。
この場面では女将の登場で、華やかで和やかな雰囲気になります。零が女将をオバサンといってます!「欧巴桑」でオバサン、日本語と同じ意味です。台湾では日本語がそのまま使われて新しい言葉になるということ多いですね。それにしても、なぜ座布団が二枚なのかな?
この席で、零はキラが休学届けを出したことを初めて知ります。
内緒はいけないよね、キラ、あれほど言ったでしょ。
学費は俺が出すと言う零に父はお前には無理だと決めつけて・・・。このお父さんの言うことも本当にもっともなんだけど、言い方がストレートすぎてこれでは子供は反発しますよね。確かに零は父に対して素直じゃないし、好意をゆがめて受け取る悪い癖があるようですが、お互いに誤解してるからこんな風に傷付けあっちゃうんですね。崇之はキラを家族と思い援助し、婚約者として預かるといってくれます。ここでも零は猛反発、俺たちを支配するのはやめて欲しいと。
さらに、崇之が自分の絵を褒めてくれた人だとキラが口を滑らせ、零は騙された、裏切られたと感じたのかな?怒って帰る零を追いかけ、2人は屋台でごはん。一度はへそを曲げた零ですが、もう前のようにギクシャクが長く続く事はありません。2人が心から信頼し、愛し合っているから。キラは零の父・崇之に悪い印象をもたなかったようです。

零が心配していたように、すぐに2人に崇之の迎えが来ました。広すぎて嫌だといっていた零の家は・・・広すぎる!ありえない広さですね。迷子になりそう。
キラの希望で、2人は聖の部屋を見に行きます。聖の部屋は彼が死んでしまった後も、何もかもがそのまま変わらず残されています。聖の描いた零の絵がたくさん残っている。キラは、零の父が自分に絵を勧めるのは、聖にしてやりたかったことなんじゃないかと話します。聖の部屋をそのままにしていることや、キラに絵をやめないで欲しいと願うことに、聖に対する父親としての崇之の愛情が感じられるような気がしますよね。
聖のベッドの下にアルバムが隠してありました。子供の頃の写真を見ながら楽しそうな零とキラ。中に零と聖の実の父親の写真もありました。キラの「実父の笑ったときの癖が零と同じ」という言葉を聴いて、零は母親が自分を見ては父とそっくりだと言っていたことを思い出します。
そして、次に母の部屋へ。父のように記憶の中で生きるなんて変だという零に、キラは「大事な思い出だから保存している。記憶の中に生きるって素敵なこと」と言います。でも、零の記憶は辛いものばかりのようで、キラの言葉に納得いかない様子。回想シーンでも分かるとおり、零の持っている家族の記憶はあまり楽しいものではないようです。人間はほとんどのことは時がたてば忘れてしまうけれど、絶対に忘れられない記憶というのもありますね。その記憶が辛いものだったら、なかなかキラのようには考えられないと思います。逆にキラは実父が亡くなるまでは本当に幸せな家族だったんだと想像できますね。

父・崇之が帰宅し、3人で夕食。崇之は賑やかなのがうれしいようです。あんな大きな家に一人だけなんて寂しすぎますよね。ケンカしたり、笑ったりする相手がいなければ、長い間には人間らしさもなくなりますよ。そして、なんといっても女の子がいるっていうのはやっぱり空気が違うはず。案の定、零にキラと一緒にこの家に戻ってきたらどうかと提案します。心からの願いでしょうね。
キラは零が父の元で経営の勉強をするということを始めて知ります。「レースは先が見えないから、会社を継ぐのも悪くないかな」と言う零ですが、キラは自分の為に夢をあきらめたのではないかと心配です。
その夜、キラは一人で聖の部屋へ。ほとんどが零の肖像画ですが、ひとつだけ抽象画があり不思議に思ったキラが手に取ると、キャンバスの下に何か入っていることに気づきます。そして、中に隠されている手紙を見つけるのです。このときのキラも大胆!勝手にキャンバスを切って剥がして・・・いくらなんでも自分の物じゃないし・・・絵が台無しだし・・・。キラって突然思い切ったことしますね。
その頃、零は母の部屋へ。そして、「僕たちを愛していた?」と肖像画の母に問いかけるのです。

 *好きなシーン

実家に帰ってきて聖の部屋を遠目に眺める零。
いとおしそうでもあり、どこか不安そうでもある零です。