ふくみみdiary

   一緒に楽しく

台湾ドラマ 戦神~Mars 番外編

先日、零と達也の出会いがどうだったのか知りたくて「MARS 外伝」(講談社コミックスフレンドB)を読んでみました。

達也は進学して入学第一日目に零に会います。同じクラスです。
達也は進学したら何かが変わると思っていたけれど何も変わらないことに少しがっかりしながら毎日を送っています。零はクラスの中で、とにかく目立ち、モテモテで他の男子からも疎ましく思われています。達也もキラが排水溝に鍵を落とした時、零が拾ってあげるところを目撃し、なれなれしくキラに話しかける零に嫉妬もあり、いい印象を持っていません。
ある日、達也は零が暴走族とケンカをしているところに出くわし、零が落としていったブレスレットを拾います。教室で零がブレスレットのことを「すごく思い出深いもの」といっていたのを思い出し、このブレスレットを返す代わりに友人の彼女に手を出したことを謝れと迫るのです。
小競り合いをしているうちにブレスレットは川に落ちてしまいます。迷わず川に飛び込む零、そしてそれが零の大切なものと知っている達也も探すために飛び込みます。ブレスレットは釣り人が見つけていて無事に零に返されます。
達也の家の経営している銭湯に一緒に入り、零が13歳までLAにいたこと、ロードレースをやっていたこと、ブレスレットは亡くなった先輩レーサーからのお守りだと知ります。話を聞いて達也は零のことを誤解していたことに気づくのです。
その後、2人は以前零がボコボコにした暴走族達につかまってしまいます。達也を人質に取った暴走族は、零に公道でのレースをして一番に戻ってきたら助けてやると持ちかけます。達也は「どうせ戻ってこない、自分はこれで終わりだ」と考えますが、零はもちろん、ぶっちぎりの速さで戻ってきて達也を助けるのです。

これが二人の出会いです。生活環境も違って、性格も間逆のような二人ですが、こうして信頼が築かれたんですね。本来友情というものは男と女で差があるものではないでしょうが、私は男の友情のいうものを目の当たりにするととても感激します。女のそれとはやはり少し違うような気がします。