時短勤務で時間に余裕が出来たので、遅ればせながらオーディブル=聴く読書を試してみました。もともとラジオの朗読は好きでしたので以前から興味がありました。
それまで知らなかったのですが、朗読式の読書は様々なところで提供しているのですね。その中でオーディブルというのはAmazonが提供する聴く読書(オーディオブックサービス)のことです。先日テレビでも紹介されていました。
- 定額月々1500円で聴き放題(すべての作品が聴き放題ではありません)
- PCやスマホで聴くことが出来る
- プロのナレーター、有名俳優などが朗読してくれる
Amazonオーディオブック : Audible (オーディブル)|最初の30日間は無料|Audible.co.jp公式サイト
私はAmazonアカウントをすでに持っていたのと、Amazonオーディブルには無料体験期間があったのでこちらに決めました。
インターネット、Wifi環境が整っていれば簡単に手続きができ、すぐに聴く読書を体験出来ます。オーディブルの特徴を考えるとスマホで聴きたいと思い、アプリを入れました。
すでに多くの方がオーディブルへの感想をブログなどで上げていらっしゃいますので今更ですが、私も気づいたことを書いておこうと思います。
他社のオーディオブックサービスを試したことはないので、比較検討は出来ないです。悪しからず。
- 書籍数が豊富でジャンルも多岐に渡っている
- 朗読速度を変えられる
- プロのナレーター、有名俳優が朗読してくれる
- 目が疲れない
- 移動中、家事のとき、庭でも楽しめる(荷物にならない)
まず、驚いたのは落語や日本の古典、絵本などもあることです。自分の興味の持てるものが必ずあるように思いました。小説も割と新しいものから古典の名作まで色々揃っています。
中でも絵本や神話は一つ一つのお話の再生時間も長くないので、ちょっとしたスキマで楽しめました。
作品ごとの再生時間を確認すると、例えば落語などは10分前後のものもありますが長編小説になると15時間〜18時間になるものもあります。
まずは短いものから試すのが良いのではと思いますが、ダウンロードすればオフラインでも聴くことができるので安心です。
プロの朗読ですから聴き取りにくいということもありません。イヤホンなどを使えばよりしっかりと聴き取れますね。
時には声色も使ってわかりやすく読んでくれています。お気に入りの声の作品を聴いていくというのも楽しいかも。
再生速度ですが、早くも出来ますがゆっくりにも出来ます。一度設定すれば毎回その速度で再生されるので面倒もありません。途中で少し後戻りも出来るし、いつでもストップ出来ます。
私はもう老眼なので、読書はメガネがないと厳しかったし長時間読んでいると疲れました。オーディブルは目は疲れないし横になっても聴けるし、文字を読むのがキツくなったと思っているシニアの方にも楽しめるでしょう。
移動中=通勤や通学時に利用できるというのもポイント高いと感じました。家事をしながら楽しむこともでき、時間を有意義に使うことが出来るというのは多くの人がメリットに上げていました。
私は庭の草取りをしながら聴いてみましたが、2つの事が同時に出来るので得した気分でした。2つのことを同時にするというのは認知症予防にもなるそうです。
驚きとともに楽しいと思えるオーディブル体験でした。聴き放題の中から選べば途中でつまらないからやめるなんて事も気にならないですね。
- 日本の小説の場合、名前の漢字がわからずイメージしにくい
- 読みたいと思っていたものがない
- 月額料金が安いとは思えない
- 斜め読みは出来ない
- 戻って確認したい場所に戻りづらい
- BGMが煩わしい作品がある
- 多分漢字をどんどん忘れる
- 文章を学ぶというわけにはいかないのでは?
私が一番気になったのは登場人物の名前の漢字表記がわからないということ。簡単な紹介文の中で主人公くらいはわかるのですが、その他の人は謎のまま。人物が頭に入りにくくとても気になりました。
実は、オーディブルでは一作品が2000円〜4000円と高額です。ナレーターだけでなく関わるスタッフも多いでしょうし、その制作過程を思うと仕方ないと思われます。だからこそ、月額1500円で聴き放題というのはとてもお得感があります。
1ヶ月に何を選んでどれくらい聴けるか・・これは人それぞれでしょう。これによって満足度にも違いがでるのでは?と思います。
私の場合は、もし長編小説なら2作品分聴けるかどうか疑問です。そうなると文庫本を買った方が安いんじゃない?と思う人もいるかもしれませんね。
そもそも、毎月そんなに本を読む(聴く)?とも思うし、年金だけの生活に入れば月に1500円の固定費は安くはない・・。
もう一つ「う〜ん・・」と思うのは斜め読みが出来ないということ。これは如何ともし難い、オーディブルでは速度を少し早めて聴いています。
そして、あれ?この人誰だっけ・・と思う時、引き返せないのが不便です。本であれば数ページ戻って確認したり、登場人物が多ければ最初に人物紹介を載せている場合もあります。私の記憶力に難があるのか?長編小説では多少混乱することがありました。
あとはBGM。エジプトの神話を聴いたのですがBGMが気になりました。せっかくのナレーションも聴き取りにくくなってしまって残念でした。
他にも漢字を忘れる事に拍車がかかりそうだし、文章の書き方を学ぶということには繋がらないように思います。
Amazonオーディブルも一長一短です。読書好きの人であれば、別の楽しみ方と考えれば良いのではないでしょうか。
いままで読書が嫌いだった人がこれで好きになるかどうかは疑問ですが、そういう人は落語や絵本などから聴いてみるのはどうでしょう。
オーディブルに関しての詳しい紹介はこちらにも
聴き放題、Audible(オーディブル)の無料体験期間と使い方 2022 | アプリオ
私は趣味がないというシニアの人たちにおすすめしたいです。朗読は想像力も試されますし、脳に刺激を与えてくれます。作品数が多いので興味の持てる作品があると思います。
好きになれなければいつでも解約出来ますので、無料期間を使って色々試しに聴いてみると良いでしょう。もしかしたら知らなかった世界へ引き込まれるかもしれません。
多少耳が遠くなっていても、イヤホンやヘッドホンで聴けるなら大丈夫です。挑戦してみてください。
また、子供への読み聞かせに使うという意見もありました。絵本もたくさんあります。
確かに仕事で疲れて帰ってきた親御さんにとってお子さんへの読み聞かせに便利ですね。でも私は出来れば読み聞かせはお母さん、お父さんの声でと思いました。大変でしょうけど。余計なお世話かな・・。
私はオーディブルをしばらくは続けようと思っています。
一番の理由は手軽だし、少しのスキマ時間、例えば病院の待ち時間などでも楽しめるからです。買った本よりも途中でギブアップする罪悪感が薄いことも理由です。
でも静寂の中で静かに本をめくるというのも捨てがたい。もしかしたら声が煩わしく思う時もあるかも。
絶対こっちというのではなく、どちらもメリットを生かして楽しめればと考えています。
新しいものは早いうちに挑戦し経験して老後に備えておきたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
楽しみを見つけましょう。
では、また。