ふくみみdiary

   一緒に楽しく

庭の蝉のぬけがら

本当に毎日暑いですが、皆様いかがお過ごしですか?

今日も朝からセミの大合唱、大音響です。セミの声を聞くと更に暑さが増すように感じます。

この時期、庭で蝉のぬけがらをよく見つけます。

f:id:kodemarix:20210731161308j:image

やっと地中から這い出してなぜこんなところで・・って思うような所にあったりします。

セミの一生の大半は土の中。確か7年って習いましたね。でもアブラゼミは3〜4年ということです。それでも成虫になるまで長いですねぇ。

やっと土から出て成虫になってからは、1週間くらいの寿命といわれています。鳴くのはオスのみでメスに合図を送っているそうで、あの大きな鳴き声のおかげでメスに出会う確率も高いらしい。広い世界に出て生きるわずかの間、子孫繁栄のためだけに大きな声で鳴き続けてているんですね。

抜け殻の 君空蝉の うつつなや (正岡子規

セミの抜け殻をみて、この世の現実の儚さを歌った句です。やっと成虫になったのに地上で過ごすのは一週間位と思うと切ないです。でも限られた時間の中で自分の使命を果たすために一生懸命鳴くのだと思うとなんだか感動します。

限られた一生を「よく生きる」「しっかり生きる」ということで考えるとセミも人間も同じですね。