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中国ドラマ「玉昭令」感想〜お互いを理解して平和な世界に

「玉昭令(ぎょくしょうれい)」 原題:玉昭令 2021年 爱奇艺

★★★☆☆

シーズン1と2が続いて放送されたので、そのまま視聴。長かったです。

ミステリーから始まるので入りやすかったのですが、物語が進むにつれて登場人物も多くなり複雑になって、ドラマの全体像を理解するのに少し時間がかかりました。視聴前に少し予習をしたほうが良いかもしれません。

人間と天界の神仙、幽族(妖怪?)の間の種族を超えてのロマンスや友情、そして対立を描いた壮大な物語です。

若手の官鴻(グァンホン)と張芸上(チャン・イーシャン)の共演で話題となったようですが、二人とも美しくヴィジュアル的には最高でした。

ただ私には苦手なファンタジーということに加えストーリーがわかりにくく、展開がゆっくりで盛り上がりもなく惰性で見ていたところがありました。官鴻(グァンホン)でなかったら見ていなかっただろうと思います。

それでもシーズン2に入って過去(1000年前)の物語になってからは、悪者がはっきりとしてわかりやすく集中できました。

映像は美しくCGも違和感なく見られました。時々登場するメルヘンチックなキャラも可愛くて楽しく、出てくる料理や点心も美味しそうでした。

でも、最後まで見てやはりちょっと長過ぎたなというのが正直なところです。話数としては中国ドラマでは珍しくないのですが、やはり内容が伴わず残念でした。

画像:movie.douban.com

展顔(てん・がん)=官鴻(グァンホン)
端木翠(たんぼく・すい)=張芸上(チャン・イーシャン)
温孤(おんこ)=古子成(グー・ズーチョン)
楊鑑(よう・かん)=韓棟(ハン・ドン)
江文卿(こう・ぶんけい)=謝君豪(ツェー・クワンホウ)

啓封(けいほう)府で不思議な死体が発見された。さらに別の場所でも同じような死体が見つかっており、捕吏長の展顔(てん・がん)はこの怪事件の捜査に乗り出す。

被害者が皆「百花楼」の妓女・翠玉と繋がりがあることを突き止めた展顔は百花楼に駆けつける。そこには同じように翠玉を捕らえようと天界からやってきた端木翠(たんぼく・すい)がいた。

神仙の端木翠の役目は人間界で悪事を働く幽族を退治すること。翠玉は幽族の妖怪だったのだ。

端木翠はこの事件は幽族の仕業なので自分が調べると言うが、展顔も引き下がれない。

そのころ天界では九獄の決壊が緩み幽族が逃げ出し人間界で悪さをしている事が問題になっていた。

中国ファンタジー時代劇「玉昭令」 | 中国・アジアドラマ | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)

以下ネタバレあります。

端木翠(たんぼく・すい)を演じた張芸上(チャン・イーシャン)は私は初めての女優さんでした。嫌味のないすごくキレイな人ですね。

憂いなど微塵もない明るく活発な神仙の姿も良かったし、後半で見せる将軍としての鎧姿も堂々としていてカッコよかったです。

画像:sina.com

そして展顔(てん・がん)を演じた官鴻(グァンホン)は何を着ても美しく、麗しい。そして顔がメチャちいさい。女優さんも大変です。

ただ、おそらく役どころとしては頭が切れるだけでなく、腕も立つ強い男という設定だと思いますが、なんだか強く見えないんですね。どうしてもナイーブな青年にしか見えない・・私だけ?(笑)

悪い奴との戦いでももっと本気出さないと・・なんて思ってしまいました。もう少し思い切った演技をして欲しかったです。なんと言うか、リアル感がなかった点が残念。個人的には「成化十四年」のような明るく軽めの役が似合っているような気がします。

物語のテーマは種族同士争いを止めてお互い理解し合い平和に暮らしたいという願いが一つ、そして人間の展顔(てんがん)と神仙の端木翠(たんぼく・すい)の種族を超えてのラブストーリーです。

ラブストーリー色が濃いドラマでした。

始めはラブコメ風な展開もあり楽しかったです。そして最後まで展顔の端木翠への一途で強い思いが描かれていて、この強い思いがあったからこそ数々の危機を乗り越えることが出来ました。愛は勝つということでしょうか。

でも、私的には最初から最後まで感情移入できず、切なく泣けるはずの場面でも泣けませんでした。それもあって気持ちが盛り上がるということもなく終わってしまいました。

切ない場面、たくさんあるんですけど・・。

画像:sohu.com

展顔もカッコよかったですが、温孤(おんこ)が魅力的でした。ミステリアスで心の中も複雑。冷静沈着な神医ですが、実は幽族の皇子・・という出自の秘密があります。

角がある幽族の姿が好きでした。怖いというより可愛いです。

温孤は1000年の間、端木翠に思いを寄せていましたが、その気の遠くなるような年月を思うと気の毒だしやりきれない気持ちになりました。

 

全体的にまったりとした展開だったので途中離脱も危ぶまれましたが、なんとか最後まで見終えました。最後の展開はなかなか面白かったので、中盤をコンパクトにしてスピード感をつければもっと楽しめたかなと思います。

キャストではベテラン勢も多数出演していて、そのおかげでドラマが締まって見えました。

最後はハッピーエンドで良かったのですが、ハッピー過ぎてなんだか緊張感がゼロになってしまって・・。(笑)

いがみ合ってばかりいては良い事はないです。お互いを理解しようと努め、譲るところは譲り仲良く暮らしていくのが一番ですね。現代にも通じる考え方です。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また。