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韓国ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」感想〜戦乱の世の純愛を描く

「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」  原題:달이 뜨는 강(月が浮かぶ川) 
2021年 KBS2

★★★☆☆

実在した人物ピョンガンとオン・ダルの昔話をモチーフにしたフィクション時代劇。韓国では多くの人が知っている昔話のようです。

古代朝鮮の高句麗の話で実在の人物も登場し、国同士のせめぎ合いや戦いのシーンもありますが、ラブストーリー色も強くロマンチックなドラマという印象を持ちました。

硬軟を併せ持つストーリーなので年齢を問わず楽しめるドラマのような気がしました。

時代劇なので登場人物は多いですが、善悪がはっきりとわかるので展開も理解しやすかったです。

ただストーリーがキレイに出来すぎていた為か、今ひとつ気持ちが乗り切れなかったのが残念です。

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画像:KBS

ピョンガン(キム・ソヒョン)=高句麗の王女
オン・ダル(ナ・イン)=順奴(スンノ)部族長オン・ヒョプの息子
コ・ゴンイ・ジフン)=桂婁(ケル)部族、ピョンガンとは幼馴染
ヘ・モヨン(チェ・ユファ)=消奴(ソノ)部族、薬草店の店主
オン・ヒョプ(カン・ハヌル)=オン・ダルの父

高句麗王は無能で朝廷での力もすでになく、実権を握っていたコ・ウォンピョは王座までも狙っていた。

危機を察して密かにオン・ヒョプ将軍に助けを求めた王妃は殺されてしまい、王の娘ピョンガン王女も逃亡中に行方不明になってしまう。

さらにオン・ヒョプ将軍は陰謀により濡れ衣を着せられ処刑されてしまった。

8年後、記憶をなくしたピョンガンはカジンという名の刺客となっており、王の命を狙っていた。

王女ピョンガン 月が浮かぶ川 - NHK

以下ネタバレあります。

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当初のオン・ダル役だったジスの降板でどうなる事かと思いましたが、ナ・イヌがこの役をしっかりと自分のものにしていました。オン・ダルはこの人だと思わせてくれました。体も大きいし、将軍役にはピッタリだったと思います。

ジス出演で数話取り終えていたため、始めから取り直したという制作陣のパワーもすごいと感心しました。出演者の方々も苦労されたと思います。

降板劇の事がずっとついて回るドラマだと思うと気の毒ですが、それを跳ね除ける完成度で最後まで飽きずに見ることが出来ました。

でも物語の奥深さを感じることは出来ず、スピード感も今ひとつで物足りなさが残りました。

気楽に見られるドラマですが、韓ドラ時代劇経験者にとってはそれほど高い評価とはならないのではと思いました。

見終わってから知りましたが原題の「달이 뜨는 강(月が浮かぶ川)」という題名に달=タル(月)と 강=ガン(川)が入っていて、こんなところもロマンチックだなと感じます。韓国ならではの詩的で叙情的な美しい題名だと思います。

最後はおとぎ話のような終わり方でしたし、時代劇というよりラブストーリーでした。

オン・ダルの父親オン・ヒョプを演じたカン・ハヌル目当てで見ている方も多かったようです。確かにオーラが違う。回想シーンなどで登場するたびに目が覚める思いでした。特別出演とはいえ、大いに華を添えてくれました。

正直に言うと、ジスファンの私としてはオン・ダルはやはりジスで見たかった。もう少し印象深いドラマになったのではと想像してしまいます。

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画像:asiatoday.co.kr

カン・ハヌル(강하늘) 1990年2月21日生 釜山広域市 181cm

たくさんの映画、ドラマで活躍中ですが、やはり2014年tvNの「ミセン-未生」が印象に残っています。

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最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また。