映画に行ってきました。今回はららぽーと東京ベイ（船橋）の東宝シネマズで「言えない秘密」を見てきました。
当日は時間を1時間見誤り、慌てて準備してバタバタと出発。
なんとか予定時間までに到着したのですが、チケット窓口にはスタッフがいない・・初めての機械でのチケット購入に挑戦。
混んでなくて良かった。私も進歩しました！（笑）→ 実はすごく簡単だから私にも出来たのです。(^^♪
この記事はこの映画の感想というわけではないですが、ネタバレ気味な点もあるかもしれません。悪しからず。
今回見た「言えない秘密」は京本大我×古川琴音主演の切ないラブストーリー。その中にミステリーとファンタジー要素が入っています。
『留学先から挫折して急遽帰国したピアノ専攻の湊人（京本大我）は音楽大学に戻るもののピアノを諦めようとしていた。
ある日、取り壊しが決まっている校舎から美しいピアノの音が流れてきて、その音色に引き寄せられるように一人の女子学生と出会う。
なかなか名前も教えてくれない彼女に惹かれていく湊人。二人の距離は少しずつ縮まっていくが、彼女には秘密があった・・』
青春の爽やかさがあふれた作品でした。若い頃の加速度的に深まる思いも、切ない思いも自然に描かれていて、素敵な物語になっていました。
この作品の元となっているのは、台湾のスーパースター：ジェイ・チョウ（周杰倫）が脚本、監督、主演を務めた映画「不能説的・秘密（2007年）」です。
私の中では「言えない秘密」と言えばジェイ・チョウ×グイ・ルンメイの「不能説的・秘密」の事でした。それが日本の映画になると聞いて絶対に見てみたいと思っていました。
「言えない秘密」という題名を改めて眼にして嬉しかったし驚いたし、激しく反応してしまいました。(≧▽≦)
ジェイ・チョウはとにかく中華圏では向かうところ敵なしのスターです。歌手、作曲家、作詞家、俳優と幅広く活躍する才能の塊のような人。私も大ファンです。
その才能が枯渇してしまわない所もすごい、まさに天才だと思います。
その大スターの初監督作品となる映画「不能説的・秘密」では撮影前からジェイの相手役が誰になるか大騒ぎだった事、映画の中のピアノバトルのシーンが話題になった事など思い出します。毎日のようにニュースになってました。
作品の中の台湾の美しい風景に心癒されたし、グイ・ルンメイの透明感は役にピッタリだった。そしてなによりジェイ自身がピアノの実力を見せつけたピアノバトルのシーンは圧巻でした。
この作品は台湾のアカデミー賞と言われる台湾金馬奨の3部門（最優秀映画賞、主題歌賞、視覚効果賞）を受賞しました。
余談ですが、ジェイは映画では香港映画「頭文字（イニシャル）Ｄ THE MOVIE」にも出演していて、鈴木杏さんと共演してます。この映画もなかなかいいです。
俳優としての彼も好きですが、私は特に彼の歌声が好き。
今回日本版の「言えない秘密」を見て一番うれしかったのは、ストーリーが大筋で同じだったこと。前半はラブストーリー、後半は急展開で加速度がついてラストへつながります。
ただ、日本版とジェイ・チョウ版のラストは大きく違います。ジェイ・チョウ版は劇的なラストですが、今回の日本版では主人公たちの時空を超えた関係が良くわかって割とストンと腑に落ちるようなラストになっています。
全体的な印象としては日本版はラブストーリーとしてキレイにまとまっている感じ、一方のジェイ・チョウ版はラストに近づくにつれてミステリー色、ファンタジー色が強くなって、より複雑な展開。ドラマチックでハラハラドキドキです。でも最後は感動のラブストーリーで終わってます。
日本版の「言えない秘密」は正直期待はしていませんでした。アイドル頼みの感じになっているんじゃなかなと思っていたからです。
でもとんでもない、すっごく良かったです。主演二人の瑞々しさが眩しかったです。そして傍から見ると淡い恋でも、強くて深い愛はあるんだなと思わせてくれました。最後は切なくて辛くてかなり泣けました。
全体的にジェイ・チョウ版よりわかりやすく描かれていたと思います。ジェイの脚本をよく噛み砕いてくれたんだなと感じました。
設定も大学生というのがしっくりきました。ジェイ・チョウ版は高校生ですので、キャストから見ると少し無理がある感じなんです。
強いて言えば、序盤はゆっくり過ぎるように感じたこと、見どころの一つであるピアノバトルは物足りなかったことがもったいない気がしました。
でも、やっぱり大我さんのダンスはスマートで素晴らしく目に焼き付いています。そしてヒロインの古川琴音さんが可愛らしいし魅力的な女優さん・・レイニー・ヤンに似ていて・・こんなところでも私は台湾繋がりを感じていたのでした。(^^♪
見に行って本当に良かったです。
今回の映画を見るにあたり、ジェイ・チョウ版も見直しましたが、やっぱり震えるほど良い内容、ひねりも効いていて面白い。余韻も残る大好きな作品です。
日本の「言えない秘密」を見た人たちが元となったジェイの作品にも興味を持ってくれたら嬉しい。そして機会があれば見比べてみて欲しいし、台湾のカリスマアーティスト：ジェイ・チョウを知ってもらえたら嬉しいです。
平日だったので数えるほどしか観客がいませんでしたが、中には年配の男性もいらっしゃって、どうしてこの映画を？もしかしてジェイ・チョウ版を知っている人？と思ったりもしながら、本当に楽しい時間でした。
私、劇場でフカフカの心地よい椅子に座って見る映画楽しいです。嵌っちゃったかも・・。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
