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中国ドラマ「海棠が色付く頃に 」感想〜愛憎渦巻くラブストーリー

「海棠が色付く頃に」 原題:海棠経雨胭脂透 2019年 芒果TV

★★★★☆

リー・イートン出演ドラマで現代物は始めてだったので、新鮮な気持ちで楽しめました。ものすごく可愛かったです。始めは単純なラブストーリーだと思いましたが、愛憎劇の色も濃いです。妬み、嫉み、恨み、憎しみ、欲が複雑に絡み合ったドラマでした。激動の民国時代が舞台ですが、戦争色は殆どありません。

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顧海棠(こ・かいどう)=李一桐(リー・イートン
朗月軒(ろう・げつけん)=鄧倫(ダン・ルン)
朗月明(ろう・げつめい)=應昊茗(イン・ハオミン)
龍莫嫿(りゅう・ばくかく)=張雅卓(チャン・ヤージゥオ)
施済周(し・せいしゅう)=黄文豪(ウォン・マンフウ)

美容師として才能と実力を併せ持つ顧海棠は行方不明の父を探そうと昆楊へやってくる。そこで街一番の化粧品店「朗里春」の朗月軒と出会い、ぶつかりながらも次第に惹かれ合っていく。朗月軒との結婚を承諾し幸せいっぱいに嫁入りしたはずが、夫となったのは仮面をつけて隠れて暮らす月軒の兄、朗月明だった。
運命に翻弄されながらも健気に前に進む顧海棠と彼女を一途に愛し見守り続ける朗月軒の愛の物語。

海棠が色付く頃に 【公式】 | SPOエンタメ倶楽部

以下ネタバレあります。

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時代背景が民国時代なので、清朝と現代の入り混じった感じがドラマをより一層魅力的にしています。清朝ファッションの人もいれば、洋装に身を包んでいる人もいて時代の間を感じさせます。龍莫嫿のファッションもおしゃれで色使いなども興味深かったですし、月軒が時々古装で登場しますが、これがまたかっこいいです。 

物語は朗家に住み着く「化粧鬼」の噂などミステリアスな設定で始まり入り込みやすかったです。朗家には秘密がたくさんありそうな雰囲気でした。

化粧品会社の御曹司(三男)朗月軒と美容師の顧海棠、二人のラブストーリーは順調に進むかと思いきや、とんでもない事に。兄の月明が顧海棠に一目惚れしてしまって、ついには弟を使って騙して嫁に迎えてしまいます。月軒も月明も酷いし、そもそも朗家が酷い。顧海棠の気持ちなど考えず、ありえない展開でした。ドラマとは言え憤りが収まらないです。この時点で普通なら月軒を許すことはないと思うのですが・・。

それでも顧海棠は持って生まれた才能と実力のおかげでこの難局を切り抜けます。ヒロインは強い、泣いてばかりではありません。

月明は始めは気の毒な人だと思いましたが、月軒に対する嫉妬のせいであんなに人格が変わってしまうなんて驚きです。中盤以降は、こんな事になるなら仮面をつけたままの暮らしで良かったのではと思ってしまいました。本当にネチネチとしつこい。

長男の嫁の嫌がらせも凄かった。この人も気の毒な人でした。朗家に対する恨みが大きかったんですね。いい子ぶって実は腹黒い、見るたびにムカムカしてました。朗家の奥様も対面ばかりを気にして嫁を人と見ていないようなところもあり、酷く時代錯誤な人だなぁと思っていました。

でも、とにかく一番の悪党はライバル化粧品店の施済周です。最後の最後まで反省の色も悔い改める気持ちもなかった。自分の息子が犠牲になっても、平気でいられるとは恐れ入りました。最後はあっけなく死んでしまって少し物足りませんでした。しっかり法で裁いて欲しかった。

そして何が不思議ってこの施済周の言葉を皆が簡単に信じてしまうということです。悪党だから用心いなくちゃいけないのはわかっているのに、何事にも慎重な顧海棠までもが信じてしまった時にはびっくりしました。こんな事あります?

細かいところでストーリーに納得できないところがありました。

ドラマ全体を通して色々な難題が顧海棠、朗月軒を襲って、何事もすんなり前に進みません。その繰り返しで中盤は少し気持ちが離れそうでした。そして最後の顧海棠の怪我の件はちょっと余計だったようにも思います。月軒の愛を強調しているのだと思いますが・・。顧海棠が一瞬ですが記憶を無くしたふりをするのもどうかと思いました。これは彼への復讐でしょうか?それともすぐに記憶がもどった?

まぁ、最後はハッピーエンドで良かったです。このおかげで愛憎劇がラブストーリーの印象になりました。

個人的にはダン・ルンへの苦手意識が薄れた作品となりました。また古装イメージの強いリー・イートンですが、今回のような現代ドラマのほうが可愛さが引き立つように感じました。

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画像:163.com

李一桐(リー・イートン) 1990年9月6日生 山東省済南市出身 165cm 

出演作品:「射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー」「晩媚と影~紅きロマンス~」  「剣王朝」など。