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中国ドラマ「如意芳霏(にょいほうひ)~夢紡ぐ恋の道~」感想〜若手キャストの魅力が光る古装ロマンス

「如意芳霏(にょいほうひ)~夢紡ぐ恋の道~ 」 如意芳霏 2020年 爱奇艺

★★★★☆

主人公の二人が美男美女のカップルで美しさが印象に残りました。

二人のラブストーリーが主軸だと思いますが、期待していたほど胸キュンシーンがなくてちょっと残念。

事件の真相を探ったり、陰謀に立ち向かう展開が多く描かれていて物語としては面白いのですが、せっかくの二人なのでもう少しロマチックな場面があっても良かったのにと思いました。(ロマンチックな場面がないわけではないですが)

主人公の二人だけでなくキャストが良かったです。若手のキャストは皆魅力的でした。特に男優陣は誰が主役でも驚かないイケメン揃いで、これもこのドラマの魅力と言えるでしょう。

肩もこらない、軽く見られる作品です。

画像:win4000.com

粛王・徐晋(じょ・しん)=張哲瀚(チャン・ジャーハン)
傅容(ふ・よう)=鞠婧祎(ジュー・ジンイー)
安王・徐平(じょ・へい)=劉奕暢(リウ・イーチャン)
傅宣(ふ・せん)=許佳琪(シュー・ジャーチー)
呉白起(ご・はくき)=王佑碩(ワン・ヨウシュオ)

傅容は不吉な夢を見てその災難を未然に防ごうと、人気の文人・掬水農夫(きくすいのうふ)の屋敷を見張る。しかし逆に怪しまれ護衛に追われ危機一髪のところを粛王(しゅくおう)に助けられた。粛王は兵糧横流しの真相を探るため都に戻ってきたばかり。

夢の不安が拭えない傅容は掬水農夫が開く月旦評(文芸品評会)に出向き、今度は彼女が粛王の命を助ける。しかし粛王は度々出くわす傅容が刺客なのではと怪しむ。

一方月旦評で傅容に会った掬水農夫は彼女が子供の頃の初恋の女の子であると気づき、傅容に書生として自分の傍で学ぶことを提案する。

如意芳霏(にょいほうひ)~夢紡ぐ恋の道~ | ドラマ | BS11(イレブン)|全番組が無料放送

以下ネタバレあります。

始めは少し無神経とも思える傅容に好感が持てませんでした。まわりの心配をよそに自分の思う通りに行動してしまうのでハラハラさせられます。

そんな傅容も粛王に嫁いでからは無謀ではあっても賢さが目立って来てました。粛王を挟んでライバル?が登場した時は、いきり立つわけでもなく懐の深さがみえて少し見直しました。粛王の愛を信じていたからかな。

傅容を演じる鞠婧祎(ジュー・ジンイー)はとてもキレイな人だと思うのですが私は表情に暗さも感じて、ハツラツとした女性を演じていてもなんとなく温かみを感じないのが気になってしまいます。苦手な女優さんではないですが・・。

一方の粛王は生まれた時に不吉な予言があり、辺境に送られ育った皇子。それが突然(だと思う)朝廷の不正を調べるために皇帝から呼び戻されます。こういう辺りのことがもう少しきちんと描かれていれば粛王という人の人物像がはっきりとして、視聴者の気持ちをグッと引き込めるのではないかと思いました。

用心深かったり、人をなかなか信じられなかったりというところも頷けますし、すごく孤独だったろうと思うと胸が痛みます。戻ってくれば敵も多くて常に命を狙われているなんて・・。

粛王を演じる張哲瀚(チャン・ジャーハン)は「山河令」の時よりも今回の粛王の方が似合っているように感じました。アクションシーンもカッコよかったです。

このメインの二人は美しくてお似合いでした。待たされたり、離れたりで気を揉みましたが、赤い糸で結ばれていたのか最後はハッピーエンドで良かったです。


画像:百度百科

このメインの二人に負けず劣らず気になったのが傅容姉の傅宣と呉白起のラブストーリーです。順当な展開で特別なことはないのですが、私はむしろこの二人のラブストーリーのほうが楽しめました。

傅宣に一目惚れした呉白起が一念発起して武術に励む姿は、よくある展開だと思いながらも頑張れと応援していました。そして彼女への真っ直ぐなアプローチにドキドキしました。カッコいいし可愛い。

呉白起を演じた王佑碩(ワン・ヨウシュオ)がお雛様のような二枚目。そのせいかどうかわかりませんがこの傅宣と呉白起のストーリーもドラマの中で割とボリュームがあって、見終わってこの二人の印象がとても強く残っています。

そして気の毒な安王。粛王に対する恨みか、それとも傅容への愛か、どちらが勝っているのかわからない所もありましたが、複雑な心の持ち主だったようです。傅容に執着しているけれど、どうみても勝ち目はないです。

復讐とか執着とか捨てることが出来なかったことが不運でした。母親もあそこで出てきてもねぇ・・。演じた劉奕暢(リウ・イーチャン)もなかなか好きなタイプ。笑顔が素敵なので、もっと違う明るい役柄も見てみたいです。

 

後継者争い、陰謀、事件があり、ラブストーリーもあるという二面の展開で面白く見られました。キャストが粒揃いで、はやりその事が強く印象に残った作品です。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また。