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中国ドラマ「探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~」感想 〜彗星のように現れた次世代エース「ジャン・リンホー」のデビュー作

「探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~」 原題:少女大人 2020年 腾讯视频

★★★★☆

張凌赫(ジャン・リンホー)のデビュー作であり主演ドラマです。

謎解き、真相の究明というシャーロック・ホームズ的な物語ですが、ロマンス色も強くロマンチックな場面も多いです。この二面がうまく調和していて良かったと思います。

ストーリーに新鮮さは感じられませんでしたが、深刻になり過ぎずコメディタッチ部分もあって軽く見られる楽しい作品です。

それほどスピード感のある展開ではありませんが、テンポは良く中だるみもなく最後まで飽きずに見ました。主人公二人は美男美女ですし、サブキャラも魅力的です。

クライマックスはハラハラする展開で盛り上がり、ドラマとしてきちんとまとまっていたという印象です。

わかりやすく肩も凝らない内容なので、中国古装ドラマ初めての方にもおすすめです。


画像:百度百科

蘇瓷(そし)=陳瑶(チェン・ヤオ)
裴昭(はいしょう)/斉王=張凌赫(ジャン・リンホー)
謝北溟(しゃほくめい)=張家鼎(ジャン・ジアディン)
董如双(とうじょそう)=王芸哲(ワン・イージョー)
飛鳶(ひえん)=黄毅(ホァン・イー)

蘇瓷は女であることを隠して国の捜査機関:明鏡署に所属している。天才的推理力で次々に難事件を解決し名探偵として信頼も厚い。

蘇瓷はある事件担当中に裴昭と知り合い、共に事件捜査にあたることになる。実は裴昭は身分を隠した元将軍で密かに朝廷の陰謀を探っていた。

行動を共にするうち裴昭は蘇瓷が女であることに気づき、また彼女に惹かれている自分の気持ちにも気づく。

裴昭に女であることを知られてしまった蘇瓷はその事実を隠し通すために、秘密を守ってくれれば3つの要求をのむと約束する。裴昭の1つ目の要求は同じ屋敷に住むということだった。

「探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~」 公式サイト

以下ネタバレあります。

事件解決だけでなく男女の愛、友情、家族愛などが盛り込まれているドラマです。

ミステリーとしてはヒロインの家族の死の真相、朝廷内の陰謀が隠れていて最後まで飽きさせない展開でした。

一人生き残った蘇瓷(そし)が家族の名誉回復のために男になって捜査機関に入るという並々ならぬ覚悟は理解できました。ただどう見ても美しい女子で男子には見えません。演じた陳瑶(チェン・ヤオ)は超人気の女優で別のドラマでも男装女子学生を演じました。清楚な女優さんに見えますが、ボーイッシュなイメージなのでしょうか?

一方の裴昭(はいしょう)はなかなかのロマンチスト。演じた張凌赫(ジャン・リンホー)は清潔な色気を感じさせます。デビュー作にもかかわらず、堂々たる演技に驚きました。期待の大型新人ですね。(声は配音でした)

この二人の恋模様も主軸の一つです。そのためラブシーンが多め、酔った蘇瓷に迫られてたじたじの裴昭は面白かった。ラブコメ的要素も多々あります。恋に不器用な二人が可愛くもあり、もどかしくもあり、ちょっぴり胸キュンのストーリーから目が離せませんでした。

また、蘇瓷と裴昭が背負っているそれぞれの事件が繋がり最後には一つになるという展開も違和感なく、ミステリーとしてもよく出来たストーリーでした。

サブキャラの謝北溟と如双の恋も最後まで気をもみましたが、この二人には楽しませてもらいました。

そして飛鳶が良いですね。裴昭の一番近くにいて、料理も上手な忠実な側近?可愛くてこのキャラもドラマを盛り上げてくれました。

飛鳶は戦争中に裴昭に拾われた孤児で、小さい頃から裴昭の身の回りの世話をしているという設定です。


画像:百度百科

 

さて、最後の最後は皆ハッピーエンドでラブラブでした。
美男美女の主人公のおかげか美しい印象の作品で、後味もスッキリとして希望も感じるエンディング。若いキャストの魅力も非常に大きく、最後まで面白く見たドラマでした。


画像:sohu.com

張凌赫(ジャン・リンホー) 1997年12月30日生 江蘇省無錫市 188cm

南京師範大学の電気工学専攻出身の異色の俳優。スカウトで芸能界へ。デビュー作「探偵麗女(少女大人)」でいきなり主役に抜擢され大ブレイク。

すでに多くの作品に出演して大活躍、スタイルも抜群の美形俳優です。

张凌赫z的微博_微博


画像:百度百科

黄毅(ホァン・イー) 2003年9月5日 上海

「九州缥缈录」「楚喬伝」 にも出演している今後が楽しみな俳優。容姿はもちろんですが、笑顔の爽やかさ、いたずらっ子のような中にも品も感じさせ演技力も高く評価されています。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また。