もう十数年前、父が亡くなった時にプリザーブドフラワーのリースを頂いたことがあります。
当時はプリザーブドフラワーも今ほど一般的ではなく、私も頂いて初めて知り感動しました。
お供え用としてもすごくおしゃれで便利なものだなと思いました。淡いグリーン色のリースで、贈ってくださった方の温かい気持ちが伝わる素敵なお花でした。
悲しみに暮れているときだったので、落ち着いたお花の色や柔らかさに救われる思いがしたことを覚えています。
プリザーブドフラワーは生花を長く楽しめるようにプリザーブド加工(保存加工)を施した花のこと。造花ではなく生花をもとにして作られます。枯れることがなく水やりの必要もないので、プレゼントとしても重宝されています。ただ香りがないのが残念。
製法技術を確立したのはフランスの企業だそうですが、その後日本に伝わったのは1990年代でまだ新しい分野といえます。
私も友人のお母様が亡くなった時に父がもらったのと同じようなグリーンのリースを探して贈りました。彼女の家でも仏壇は持っていない言っていたので、置くタイプよりもリースのほうが豪華に見えるかなと思い選びました。すごく喜んでもらえました。
私が利用させてもらったのはこちらのお店。
画像:FiNE
お供え用として作られたものではないと思いますが、だからこそいいと思いました。華やかすぎず、でも寂しくないような色合い。長く飾ってもらえれば嬉しい。
ただ、プリザーブドフラワーといえども永久ではありません。湿気やホコリなどで徐々に色もあせて劣化が進みます。
それでも父のために頂いたリースは壁に掛けておいて7年くらい持ちました。最後はやはり茶色っぽっくなりました。扱い方によっては10年位もつ場合もあるようです。
今は母も亡くなって2人の写真の横にやはりプリザーブドフラワーを置いています。
なるべく庭に咲いた花を飾るようにしているのですが、季節的に切り花に出来るものがなくなってしまう時期があるので、小さなポットに入ったものを購入しました。長くキレイなままで本当に便利です。
でも、少し安価なものを選んで後悔。半分くらいは造花でやはり見た目が全く違います。ケチらずに選べばよかったと思いました。
お花を贈られて喜ばない人はいないのではないでしょうか?さらにそれが水も世話も要らず長く楽しめるなら嬉しいですね。
暮らしの中に色があることでパワーをもらえたり心を落ち着かせたりすることが出来ます。特にお花を飾ることで気持ちが変わり、心が豊かになるような気がします。
プリザーブドフラワーは手間がかからない分、暮らしの中に取り入れやすいと思います。今はデザインも色々あるので、自分のライフスタイルに合ったもの、気にいるものが見つかるでしょう。
自分のため、プレゼントにプリザーブドフラワーはいかがですか?
最後まで読んでくださってありがとうございます。
思いやりの心を忘れずに。
では、また。