ふくみみdiary

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ことばの歳時記:金田一春彦〜枕元の一冊

今朝もまだ寒かったです。指先が冷たいのでお湯を入れた湯呑で暖めました。外は日陰では冷たい風が恨めしいかったです。ココを乗り越えればすっかり春でしょうか。

 

枕元に何冊か本を置いています。

最近は長編小説はあまり読みませんが、寝る前にちょっとだけという感じにすぐに手に取れるように短編やエッセイなどを置いています。

だからといっていつも読むわけでもないのです。
でも短い時間でも読むと心が落ち着くような気がします。

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寝る前に良く読むのが1ページで完結する「ことばの歳時記」です。数十秒で読み終えることができ、一日の締めくくりにピッタリです。

金田一春彦 『ことばの歳時記』 | 新潮社

これは365日毎日一遍綴られたもの。内容は俳句だったり、言葉の由来だったり、花のこと、虫のことなどいろいろです。

金田一先生には失礼ですが、なんだか毎日書かれたブログのように感じています。なかなか寝付けない時など、今日は何かなぁってその日の一遍を読みます。

著者の幅広い見識にはさすがだなぁと感心させられ、私にもこれだけたくさんの知識があればブログネタにも困らないのになぁとつい思ってしまいます。

昭和48年に発行されたものなので、若い人が読むとピンとこない内容のものもあるでしょうが、私などにはそれがまた懐かしくホッできるのです。

ちなみに3月24日は「大学づくし」、大学の名前についてのクスッと笑える面白い話です。

 

ところで、皆さんは電子書籍でしょうか?本が部屋にあふれるなんてことがないし、紙の本より安くて良いという人もいますね。

私も一度試しては見たのですが自分には合わないなと思いました。

職場の若いお母さんたちの中には電子書籍という人もいました。目が悪くならない?と聞きましたが、特に疲れは気にならないということでした。慣れればそうなのでしょうね。ページめくりがどうのこうのという話にもなりましたが、私にはチンプンカンプン。

電車に乗った時にタブレットで読書をしている人も見かけます。文庫本よりかえってタブレットのほうが重いのではと思ったりしますがどうなんでしょう。

私は紙の本が好きと言っても、最近は新しい本を買うことは少なくなりました。書店にもあまり行きません。

今は本棚にある本をもう一度読んでみたりしています。

感じるのは好きなものは好きということ。以前読んで面白かったと思うものは再度読んでも楽しめます。

逆に最後まで読破出来なかったものは再度読んでもギブアップの確率が高いです。ずっと本棚に鎮座したままで終わりそうです。

不思議と自分でもなんでこれを読もうと思ったのかしら?と疑問に思う本もありますし、以前すごく感動したけれど今読むとそうでもなかったりするものもあります。

私の心持ちが変化したんでしょうね。そう考えるとその本を読む最適の時期というのがあるのでしょうか?

前とは違う感想を持つというのは視点が違うからだと思います。自分の中のそういう変化は興味深いです。年齢的なものかもしれないし、その時の気持ちの有り様のせいかもしれない。

本を読めばなにかしら感じるものだと思います。つまらなければつまらないで良いのだと思います。

食わず嫌いよりずっといいです。

いつも不思議に思うのは人によって本であれ、映画であれ、ドラマであれ、同じものを見て面白いと感じる人もいればつまらないと思う人もいることです。

本当に人間って不思議です。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

たまには贅沢してもいいんじゃないでしょうか。
では、また。