先日文房具売り場へ行って鉛筆を選びました。そこで店員さんの話を聞いて「え?」って思ったこと。
最近の子供達が使う鉛筆はBか2Bらしいのです。小学校の指定でもBか2Bということでした。鉛筆というとHBという認識でしたが、何十年も経って変わっているようです。
なんでも筆圧が弱くなってきているからだとか・・。それならなおのこと柔らかい芯にしたら駄目なのではと思うのですが、素人考えでしょうか。
今朝のNHKまちかど情報室で紹介された「バリアフリーノート」に興味を持ちました。
私はわけもなくノートが好きです。使わないのに表紙がキレイだったり、おしゃれなノートがあるとつい買ってしまいます。でもこのバリアフリーノートは知りませんでした。
紹介されたノートは「mahoraノート(まほらノート)」と言うそうです。2021年度のグッドデザイン・ベスト100にも選ばれています。発達障害の方たちの声から生まれたノートだそうです。
発達障害の当事者100人の声から生まれました。 | tobiraco(トビラコ)
「まほら」とは、「住みごこちのいいところ」を意味する、やまと言葉。そしてmahoraは、いろいろな人にとっての「使いごこちのよさ」をとり入れてうまれた、あたらしいかたちのノートです。
やまと(大和)言葉は生粋の日本語、古語とも言われます。
倭建命(ヤマトタケル、日本武尊)が詠んだ歌にも「まほろば」という言葉が出てきます。
「やまとは 国のまほろば たたなづく青垣 山籠れる やまとし麗し」
(やまとは国の中でも一番良い所。幾重にも重なり合った青い垣根のような山々に囲まれた大和は美しい)
このノートを作るにあたって寄せられた声にも目からウロコでした。こういうふうな不便を感じている方々がいること知りませんでした。
- 白い紙のノートは目がチカチカする
- 書いているうちにいつの間にか別の行に
- 罫の幅を太くして欲しい
気づかないけれど実は困っているポイントがたくさんあるのですね。
私も老眼のせいか細かい文字は読みにくくなってきているので、ノートは太い罫のものを選んでいます。コクヨの10ミリ罫。
この10ミリ罫にたどり着くまで使いにくさを感じていたし、どうにかならないかなぁと思っていました。細い罫線は嫌なので方眼のノートや無地のものを使っていたこともあります。
一人一人の好みに合わせることは出来なくても、使う人の声を受け止めて新たに開発しようという気持ちが本当に素晴らしいと思います。
その気持がバリアフリーですね。
「まほらノート」の罫線だけでなく紙の厚さや質などへの工夫やこだわりを見てみると、発達障害の方に限らず全ての人に使いやすいものになっていると思います。
ノートだけでなくシートとしても販売されています。こういうのもちょっとのことだけれど嬉しい。
色も素敵で普通のノートよりもオシャレに感じますし目にもやさしいなら、なおさら私も使ってみたくなりました。
大栗紙工(OGUNO notebook)さんには オンラインストア もあります。
近くで取り扱っているお店があるといいのですが、今度チェックしてみます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
良い一日になりますように。
では、また。