昨日は都内池袋の東京芸術劇場コンサートホールまで行ってきました。
「芸劇ブランチコンサート〜名曲リサイタル・サロン」第16回藤田真央さんのピアノリサイタルを楽しんできました。
こういう天井を見ると都会だなぁって思います(笑)
実はこのコンサートのチケットは姪からのプレゼント。といっても、私のために買ってくれたわけではないんですよ。
姪はピアニスト藤田真央さんの大ファンで前々からコンサートへ行きたいと思っていたそうで、ようやくチャンスが巡ってきてこのチケットを買ったそうです。
そうしたら、あろうことかこの日に限ってと言うかドンピシャで抜けられない仕事が入り、休みが取れなくなった・・彼女は泣く泣く、本当にベソかきながら私に譲ってくれたのでした。
藤田真央さんは世界も注目している人気の高い若手ピアニストということは知っていましたが、テレビで一度拝見したことがあるくらいです。
私は彼に関してはド素人。もちろんピアノに関してもド素人です。
それでも、20年ぶりくらいのピアノのコンサート、本当に楽しみにしていました。
会場の東京芸術劇場も久々だったせいか、池袋の地下通路でちょっと迷っちゃいました。いつもの知ったかぶりで進んだのがいけなかった。
会場についたのが開演15分位前。もうすでに会場はたくさんのお客様でほぼ満席状態でした。スゴイ。
【プログラム】
ショパン:ノクターン 第13番、第14番
クララ・シューマン:3つのロマンス
ショパン:バラード第3番
リスト:バラード 第2番
藤田真央さんのピアノは繊細なところは切なくもあり、かつ迫力あるところは堂々向かって行く感じで、やはり天才だなと感じさせる演奏でした。
そしてタッチがすごく早いのに優しい響き、椅子に座ると間髪入れずすぐ弾き出す場面もありそんなところも驚きました。
とにかくよく指が動きますね、素晴らしいです。
リサイタルだからかナビゲーターとのトークもあり、面白かったです。ほわんとした雰囲気以上に話しを聞くと彼の不思議君度が増すのですが、そんなところも魅力の1つ。ファンにはたまらないでしょう。
(以下インタビューは記憶に頼って書いたので、こんな感じくらいに読んでください。彼の独特の話し方の雰囲気は出せませんでした、あしからず)
食事について聞かれると、シャーロックホームズが食べないほうが集中力が増すと言っていたので、自分も集中力を高めるために今日は朝から何も食べてないと。コンサートの時はいつもそうだと言っていたかしら?
今回の選曲について。この後モーツァルトのCDを発売するそうですが、そうなると宣伝も兼ねてモーツァルトを弾く機会が増え、モーツァルトしか弾かないと思われないように今回は違う曲を選曲したということでした。
そして、今回のリサイタルのオファーを受けるかどうか悩んだとか。その理由は朝が早い事。今回開演は11時なので朝9時に会場入りだったそうです。前日深夜12時までドイツ語の勉強をしていて、その後グダグダしてたら2時になり慌てて寝て7時に起きる、大変だったんですよ〜と言ってました。会場にも笑いが。
隣に座っていらっしゃった奥様が思わず「可愛い〜」と呟いてましたが、まさにそこも魅力です。20代前半の青年ですから、私から見ても下手したら孫に近いわけで・・可愛い。お顔も愛らしいです。
歩き方から、話し方、動きそのものが可愛い。でも演奏に入ると力強くもあり繊細さもありストイックな感じ。こういうギャップは女子は弱いですから、人気があるのも頷けます。
そうそう、プロ野球も好きでDeNAベイスターズのファンだそうです。
私も今回藤田真央さんのピアノを生で体感し、感動しましたしファンになりました。
あ〜私もピアノ習いたいなぁなんて思いました。
死ぬまでに弾けるようになるかしら?(爆)