先日、友人から子供の頃の思い出の道具を教えてとLINEが来ました。
道具?なんで?
彼女はずっと英語を続けていて、いまだ先生について勉強しています。1年の締めくくりに英文エッセイみたいな課題が出るらしいのですが、今回は子供の頃の思い出というテーマで書くそうです。
それでなぜ道具なのかわかりませんが、どうやら他の人とは違う目線で道具をからめて書きたいらしい。
以前ロマンチックというテーマの時に色々思い浮かぶ事を伝えたら、自分とすごく違う感性だと喜んでくれたんです。
その時スゴイと褒められたので、今回もいい気になってちょっと考えてみました。道具というと台所で使う道具、学校で使う道具、勉強で使う道具、遊ぶ道具・・。
そろばんとか鰹節削り器とかメンコとか・・・。
最後に思い浮かんだのが電化製品。1950年代の後半に「三種の神器」とも呼ばれる電化製品が登場しました。白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫です。
私が生まれたのは1955年ですが、テレビのことは良く覚えてない・・私が見た最初のテレビはもちろん白黒です。チャンネルはガチャガチャと回して変えるタイプですね。アンテナもテレビの上。でもあんまりテレビを見た記憶がないんです。
そして私が見た最初の洗濯機は脱水機能として、ローラーに衣類を挟んで手で回し水を絞るというタイプのものです。
今考えると手で絞ってもあまり変わりないのではと思ってしまいます。子供の頃はレバーを回すのも衣類がペッタンコになって出てくるのも面白くって母と一緒に回していました。随分長い間このタイプの洗濯機を使っていたように思います。
私が子供の頃冷蔵庫と思っていたものは冷蔵箱というものだったようです。三種の神器の電気冷蔵庫ではなかった・・。
上の段に氷を入れて下段の食材を冷やします。確か氷屋さんが自転車の後ろのリヤカーに氷を乗せて来てました。氷屋さんに氷を頼むとシャリシャリと切って、冷蔵箱に入れてくれます。氷を切る音、キラキラ輝いていた氷、溶けて落ちる水滴、今でも覚えてます。
それにしても氷で冷やしていたのですから、それほど保存効果があったとは思えないですね。それに冷蔵箱自体がそれほど大きくなかったから、それほどたくさんの物は入らなかったでしょう。保存効果も容量も今の冷蔵庫とは比べ物にならないです。
調べた所、1952年(昭和27年)に一般家庭向けの小型の冷蔵庫が発売されましたが、サラリーマンの給料約10か月分の値段だったそうで、一般庶民にはなかなか手が出ないものだったでしょう。
電化製品の進化で今は暮らし、家事が楽に便利になりました。ありがたいことです。50年先はどんなに進化しているんでしょう。私は確認出来ないけれど、見てみたいなぁ。家事全てをこなせるロボットが登場してるかしら?そうなら便利ですよねぇ。
まぁ、こんな事を彼女にも話しました。少しの時間でしたが、昔の事を思い出して楽しかったです。