「黄金の庭 ~奪われた運命~」 原題:황금정원(黄金の庭) 2019年 MBC
★★★★☆
視聴率女王とも呼ばれるハン・ジヘ主演ですから絶対に面白いはずと思って見始めました。
期待は裏切られなかったです。スピード感もあり、一難去ってまた一難のテンポ良い展開で飽きること無く最後まで見ることが出来ました。善と悪がはっきりとしているのでわかりやすいです。
愛憎劇ですが、ハン・ジヘとイ・サンウの爽やかさのおかげか、ドロドロ感やストレスは感じませんでした。
画像:MBC
ウン・ドンジュ(ハン・ジヘ)=記憶をなくし、施設で育つ
チャ・ピルスン(イ・サンウ)=刑事
サビーナ(オ・ジウン)=SNSで人気の美容家
チェ・ジュンギ(イ・テソン)=サビーナの恋人、財閥の御曹司
シン・ナンスク(チョン・ヨンジュ)=サビーナの実母、ドンジュの継母
ドンジュは6歳で名前以外のすべての記憶を失い施設で育つが、貧しいながらも明るく懸命に生きてきた。
ある日友人の仕事に付き合わされ酔っ払いに絡まれたところを刑事のピルスンに助けられる。
そして居合わせた人気美容家のサビーナと知り合うが、自分の名前「ウン・ドンジュ」に顔色を変えるサビーナを見て、過去に自分と関わりがあった人ではないかと期待を持つ。自分が誰なのか知っているかもしれないと。
継母に捨てられ人生を丸ごと奪われたドンジュの波乱の運命と愛の物語。
韓国ドラマ「黄金の庭 ~奪われた運命~」 | 韓国・韓流ドラマ | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)
以下ネタバレあります。
最初から最後までシン・ナンスクの迫力には驚かされっぱなし。気の毒な境遇だったようですが、娘まで使って自分の欲望を満たそうとする執念というかギラギラした熱が強烈でした。娘の幸せのためと言いながら真逆に進んでいることに気付けないほど欲望に取り憑かれていたのは哀れでした。
サビーナは見方によっては母親に操られて可哀想な娘とも言えます。でも何度も方向転換するチャンスはあったのにしなかったのはサビーナ自身、母親を責める資格はないと思います。ジュンギには愛されていたのに残念。彼の愛を信じきれなかったのかな?
この親子は人を騙し次から次へと悪事を重ねました。そのわりに最後はあっけなく、終わりがきれい過ぎたんじゃないかと少し不満です。
シン・ナンスクは法で裁かれたようですが、その経緯が描かれていなかったので、見ているこちらとしては溜飲を下げたいところをそうしてもらえずスッキリ出来ませんでした。
登場人物の中でジュンギの人となりが一番わからなかった。あれだけサビーナに嘘をつかれ裏切られているのに、まだ愛してるの?3年も引きずっているなんて・・。世間知らずなお坊ちゃまとは言え、どうしてかなぁと不思議に思うことが多かったです。男らしさを感じられない人でした。
ドンジュはいい人すぎて少しイラッとする場面もありました。心が広すぎです。
ドンジュとピルスンのラブストーリーはゆっくりと進展し、企み渦巻く展開の中もほっこり温かくしてくれる二人でした。
あと印象に残っているのは、ミドゥムとサランの二人の子役。二人とも自然な演技で感心しました。
画像:donga.com
イ・サンウ(이상우) 1980年2月13日生 186 cm
私が見たものだけで判断するのもなんですがいつも同じようなイメージの役なので全く違う役でも見てみたいです。
2017年に女優のキム・ソヨンさんと結婚しました。
韓国では好感度の高いご夫婦です。