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中国ドラマ「皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて」感想〜若き康煕帝の恋

「皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて」  原題:寂寞空庭春欲晚
2016年     浙江衛視、深圳衛視

★★★☆☆

宮廷時代劇ではありますが、後宮のドロドロはなく、清朝康熙帝と衛琳琅(良兒)、納蘭容若の恋の行方を描いた、どちらかと言うと単純なラブストーリーです。政治色をあまり強調せず、ラブストーリーと復讐に徹していたところがわかりやすく良かったかなと思います。肩肘張らず軽く見られるドラマです。

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画像:tvdie.cc

康煕帝(こうきてい):劉愷威(ハウィック・ラウ)
衛琳琅(えい りんろう):鄭爽(ジェン・シュアン)
納蘭容若(ならん ようじゃく):張彬彬(チャン・ビンビン)
長慶(ちょうけい):張暁晨(ジャン・シャオチェン)

康煕8年、康煕帝は独裁的に権力を振るっていたオーバイを捕らえ、残党の弾圧を始めた。忠臣のアブダイも一味とされ、10歳の誕生日を迎えた娘の良兒は目の前で家族が惨殺される中にいた。なんとか逃げ出した良兒は途中で葉三(康煕帝)に出会う。お互いを知らぬまま助け合い生き延び、再び合うことを約束する。良兒は死ぬ間際の母の遺言通り、ようやく納蘭家にたどり着いたが、記憶をなくしてしまう。納蘭家の息子容若は彼女を引取り育てることを父に頼み、また守るために良兒の名前を衛琳琅と変える。納蘭家の侍女として成長した琳琅と容若はお互いに深く愛し合うようになるが、二人の愛を恐れた納蘭家は琳琅を宮女として宮中へ送り込む。

皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて | ドラマ | BS11(イレブン)|全番組が無料放送

以下ネタバレあります。

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清朝のドラマは多いですが、若い頃の康煕帝の話は始めてでした。「宮廷女官 若曦」の監督作品ということで期待していたのですが、ちょっと期待外れ。実在の人物が登場しますが、物語自体は単純なラブストーリーですから、ドラマに深みがないのも仕方ないかなと思います。

納蘭容若は清朝最高の詩人と言われた実在の人物。康煕帝の側近として働いたことも事実です。このドラマでも彼の詩が出てきました。30歳の若さで亡くなった人です。

容若の琳琅に対する一途な思いは切なかったです。ブレなかったですね。康煕帝も幼い頃の思い出を忘れず、琳琅に一途でしたが。

それに比べて琳琅はあっちへ行ったりこっちへ行ったり、本当の気持ちがよくわかりませんでした。主役なのに琳琅の印象が薄いのは、演じている鄭爽さんの演技力不足からでしょうか。

この3人の恋、三角関係にはやきもきしましたが、康煕帝は鶴の一声があるからいざとなったら容若勝てないなぁ、と思いながら見ていました。康煕帝と容若の関係性では容若が一歩引くしかないですものね。康煕帝は有頂天で好き勝手してたけど、ちょっとは周りも見てよと容若の援護したかったです。まぁ、清朝の皇帝はいつもこんな感じに描かれますね。

それより心配だったのが長慶。復讐のために宦官になってまで宮中に入り色々画策しますが、その執念がすごい。復讐のためだけに生きてきた人。結局は長慶自身も利用されていただけのようで、虚しいです。冷徹な人と思いきや好きな子には優しい一面もありました。悲劇で終わるのはわかってたけど、気の毒な人でした。

最後に驚いたのは琳琅が第八皇子胤禩の生母だったこと。

全体を通して楽しく見ていたのですが、結局このドラマには幸せな人は一人もいませんでした。悲しい物語でまさに「寂寞」。

最終回は過去の思い出を振り返る時間が長く、間延びした終わり方で残念でした。
正直、チャン・ビンビンが出演していなかったら見続けていなかったかも。

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画像:win4000.com

張彬彬(チャン・ビンビン) 
1993年1月19日生まれ江蘇省無錫出身。183cm。