甥っ子は大学ではITの勉強をしたのですが、希望して勉強したものの肌に合わなかったようで、急に教師になると言ってまた学校へ行くことになりました。
それを聞いた時は私も驚いたし、母親である妹は学費等でも大変だったろうと思います。後で聞いた話ですが、甥っ子本人もバイトして学費の一部を賄っていたそうですけど。妹自身は彼にITは似合わないとずっと思っていたようで、教師になると言い出した時はちょっと喜んだというかやっぱりと思ったらしいです。
おかげさまで今は都内の小学校の教師として働いています。彼が家庭を持ってからはあまり会う機会がありませんが、やりがいを持って仕事ができているようで、先日「天職かも」ってラインもらって私も嬉しかった。人より遅くなった分頑張るって言ってました。
やりがいを持って、誇りを持って仕事が出来るというのはそれだけで幸せなことだと思います。
意味のない仕事はありません。必要だからこそ、その仕事があるんです。その中で「天職」って思って仕事ができれば楽しいはずですね。
天職って一つでしょうか?「天職」を天性に最も合った職業だと考えると、複数あるのは変ですが、実はわたしは今までついた仕事、どれも天職だと思ってました。ちょっと図々しかな。
最初は事務でした。私が初めて仕事についた40数年前は女性は事務職というのが多かった。好きで就いた仕事ではないけれど、私自身も強くやりたいと思う仕事はなかったしなんとなく・・。でも、整理は得意だし、どうやったら効率良く終えられるか、いろいろ工夫しながらササっとやるのが好きでした。
2番めの仕事は旅行関係、あちこち行かせてもらいましたし、ココとココを組み合わせて・・と旅行計画をたてることも好きでした。一日でどれだけ回れるか時間を計算しながら考えるのは面白かった。
今はパートですが、楽しく仕事出来てます。お客様の要望と戦っているかんじ。
今までのことを客観的に見ると、私は仕事をゲーム感覚でやっていたように思います。「天職」と思っていたけれど、ゲーム感覚で楽しかったのかも。
例えば、時間内にこれだけやらなくちゃいけない・・なんていうのが面白いです。よ〜し、やってみるよ!って頑張っちゃう。もし、それが昨日やった仕事と同じなら、今日はもうちょっと短時間で出来きないか挑戦してみる。あるいは他の人と密かに競争。
なんだかこんな風に仕事をしてきました。もちろん、仕事ですから誠実にこなすことが大切だけれど、ゲーム感覚で取り組むと「ここなんとかしないとクリアできないなぁ」と考えて工夫するようになります。
注意したいのは・・ゲームだと思うとだんだん目標が高くなりますが、高くしすぎるとミスも出るし、出来なくてがっかりもする。失敗した時はもちろん対処するのは自分ですから、慎重に。そして諦めも肝心です。達成感が大事ですから。
この達成感を味わいたいので、ついゲーム感覚になるのかもしれません。
仕事でも自分を主人公にしてゲーム感覚取り入れるのはどうですか?達成感、充実感も味わえて今の仕事が楽しくなるかもしれません。