みんな、私の着ているものを見て笑ったわ。でもそれが私の成功の鍵。みんなと同じ格好をしなかったからよ。（ココ・シャネル）
ご近所にちょっと不思議な雰囲気のおばあさんがいます。
お散歩なのか時々早朝にお見かけするのですが、かなり個性的なファッションなので遠くからでもすぐその人とわかります。
昨日は濃いピンクのつば広帽子、黄色い大きい花柄のチュニック、袖はフリルがいっぱい、黒のスパッツにシルバーのスニーカーでした。サングラスもしてるし、マスクも柄物でした。
どこでその服買うのかなぁと思ったりもします。自分で作っているのかしら。
時には黒で統一されていることもあるので、好きなものを好きな時に自由に身につけているのだと思います。もしかしたら若い頃はファッション関係のお仕事をされていたのかな？なんて思ったりもします。
顔が合えばお互い挨拶もするし、結構愛想の良いおばあちゃんです。見かけが派手なので、初めての人はちょっと構えてしまいそうですが、話せば人柄の良さがわかります。説教じみたことは言わないし、朗らかで良く笑います。子供にも優しいとお向かいの奥様のお話。
「見かけで人を判断してはいけない」という良い例ですね。このあたりでも爪弾きにされている風はありません。
そしてこの方、素晴らしくきれいな銀髪なんです。私もこの方を見て、その髪に憧れて、髪染めるのやめようと思ったわけです。銀髪だからか原色が似合う。いや、きっとどんな色も似合うだろうなと思います。
このおばあさんはきっと自由を楽しんでいらっしゃるのだと思います。いつものびのびとしている。私はこのおばあさんに会うたび、なんとなく力をもらっているような気がするんです。老後も楽しそうと思えます。
でも、私はこのおばあさんのように個性的なおしゃれは無理なので、この先更に歳をとったら、まずは清潔感のあるファッションを心がけようと思っています。髪がボサボサでヨレヨレのシャツを着ていたのでは、やっぱりだらしのない人なんだろうと思われても仕方ないですよね。それに変に古いもの引っ張り出して、これ着れるなぁなんていうのもやめたほうがいいかなぁ。
いくつになってもキレイだと思える、そんなファッションを心がけたいです。
