ふくみみdiary

      日々楽しく心豊かに暮らすために

田舎の夏祭り〜頑張って歩いたあとのご褒美は

私には子供がいないので、妹の息子、娘は特別な存在です。
その大切な甥っ子との夏の思い出を振り返ります。

私の田舎=母の実家は千葉の房総で田んぼや畑に囲まれ、緑の多いのどかな所、今は従姉妹が守っています。従姉妹とは頻繁に会うわけではないけれど、同い年ということもあり、昔から仲良しです。

子供の頃、夏休みに遊びに行くと井戸に沈めたギンギンに冷えたスイカを割って食べたり、裏山の麓の小さな洞窟(天然の冷蔵庫)で絵を書いたり本を読んだりしたものです。

この頃の夏祭りは、長い階段を登った先の神社にいって提灯をもらい、お菓子やお餅をもらうため一軒一軒家をまわるというものでした。ハロウィーンみたいです。でも、ただこれだけ(笑)初めてのことで恥ずかしかったけれど楽しかった。知らないおじさんからも「おぅ、遠くからよくきたなぁ」って声をかけてもらって・・懐かしい思い出です。

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大人になってから、一度だけ私、妹、甥を従姉妹が夏祭りに招待してくれました。甥はその時4歳。家の周りは見渡す限り田んぼで広〜いところなので開放感もあるし、車もほとんど通らないから自由に動ける。ザリガニや昆虫も男の子には楽しい、夏休みにはもってこいの場所だったと思います。甥っ子も従姉妹の愛犬を連れて思いっきり駆け回ってました。

さて、お昼過ぎに係の人が寄付金を集めに各家にやってきました。まぁ、寄付なのでいくらでもいいのですが、多い人は1万円だとか。従姉妹は「家ごとに払えばいいんだからいいのよ〜」と言ってくれたんですが、私達も5000円位包んだと思います。お祭りの世話をしてくれる青年団への「ご苦労さま代」だと思ってました。

お祭りと言っても太鼓や音楽、踊りがあるわけではありません。飾りも無い。
じゃぁ、何をするの?
実は子どもたちの忍耐力を試すようなお祭りです。

ひたすらある地点を目指して歩くんです。そして戻ってくる。小さな子供には結構キツイ距離、確か往復3キロくらいだったかな・・。子供と言っても小学生もいるし、甥のような幼稚園生もいる。ようやく歩けるようになった小さい子もいたかな?途中歩けなくなっても大丈夫、軽トラの荷台で運んでくれるというお祭りです。私も一緒に歩いたのですが、暑いしシンドかったこと覚えてます。

あっちの花見たりこっちの虫見たりしながら行くので時間もかかります。小学生の子ども達は小さい子の面倒をみてくれます。励ましたり、水飲ませてくれたりして。心配したけど、甥っ子もちゃんと最後まで歩き通しました。やっぱりそこそこ都会の子だから無理かなぁと思っていたのですが、汗びっしょりになりながら頑張ってくれてちょっと感動しました。

そしてゴール地点につくと、そこにはお菓子の山。何を食べても、どれだけ取ってもいいんです。飲み物も飲み放題。ぜ〜んぶタダ。子どもたちはわぁ〜!ってお菓子に突進、さながら砂糖に群がるアリのようです。

あ〜このための寄付ねぇとようやく気づきました。子どもたちはお腹を満たすともうひと仕事、頑張った証として神社でハッピをもらいます。神社の階段、結構スゴイのですが、皆んな走って登ってたな。

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そして夕方になると今度は大人も含めてのお祭りの開始。お父さん達の屋台が出て、焼きそばとかソーセージとかイカ焼きとか。飲み物はビールもありました。

そしてなんと!ここでも全部タダ。何をどれだけ食べてもタダなんです。お父さんたちはビール飲みながら赤い顔して大声でワイワイ。お母さんたちも漬物やお餅を持ち寄ってワイワイ。とにかく何もかもタダっていうのにびっくりでした。

特別参加的な私達をなんの違和感なく参加させてくれたのもスゴイ。村の人しかいないので、みんな顔見知り、無防備でいられる開放感。本当に楽しかった。

甥っ子もこのお祭りを経験してちょっと自信がついたようでした。初めて会う子どもたちと一緒に何かするって刺激的なことだったと思います。私自身にも本当に貴重な体験でした。

残念ながら今はこのお祭りはなくなってしまったそうです。子供の数が減っちゃったかららしいです。もしまた復活するようなことがあれば、お願いして是非参加したいです。本当にステキなお祭りだったのになぁ・・。

 

甥っ子も今では父親になりました。時の経つのは早いものです。もう私の家には寄り付かなくなったのがちょっと寂しい。まぁ時々家族の写真を送ってくれるからヨシとしますか。