ふくみみdiary

   一緒に楽しく

台湾ドラマ 戦神~Mars 12

【第12話】失いたくないもの 

桐島はキラを連れて零のいるビリヤード場へやってくる。そして青木祐司殺害の真実を語り、本性を現す。キラと一緒にいるために零が優しい人間に変わってしまっていると考える桐島は、零を挑発し自分と同じ側の人間だとわからせようとする。零は危うく桐島を殺してしまいそうになり、そのことで桐島を喜ばせることに。
ある日、キラの母親が過労のため倒れ入院する。

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ビリヤード場で零と桐島の心理対決。桐島は青木の殺害について涙ながらに話しますが、キラは騙せても零は駄目でした。キラは心配顔で聞いてますが、零は芝居と思ってみているから呆れ顔で聞いてますね。こういうところで、キラって箱入り娘というか世間を知らないという感じがします。純真というべきでしょうか?
零は賭けビリヤードで稼いでいたことを隠していたことで、キラに責められます。零が「この方がキラと一緒にいられる時間がたくさん作れる」って思っているのがちょっと可愛い。こんな風に考えていたんだぁ。でも、当然キラは猛反発でケンカに。零は「棲む世界が違う」なんて言ってるし。これは逃げの言葉ですよね。棲む世界が違うとどうなの?と聞いてみたいですね。男の人ってよくこんなこと言いますよね。たとえば、次元が違うとか、レベルが違うとか・・・わけのわかんないこと!

次の日、零はキラを学校で待ち伏せしてます。昨日眠れなかったし、胃も頭も痛かった、ケンカはやめようとキラに言います。キラのことをかけがえのない人と言っていたけど、本当に愛してるのね。何があってもまずキラに話すと約束します。そして・・・

おいで・・・

(≧∇≦*)(*≧∇≦)キャ~  ここで我を忘れた迷様、多いのでは。突然これは反則だよ~。

零とキラで桐島のことを話していると、後ろに隠れて桐島が聞いています。こういうの怖いですね。桐島は手のひらのヤケドをみせて零が残忍さを隠しているとキラに話します。
美術室で居眠りをしている零に顔を近づける桐島。挑発されて零は桐島の首をしめるのですが、危ういところで正気に戻ります。自分の手を恐ろしいもののように見つめる零。桐島は自分と同じ感覚の人間に会えたと喜びます。零を好きだというより、同類の人間を求めていたのでしょうか?たぶん心理療養センターにあった零の絵をみて、なにか同じものを感じると考えたようです。このような一方的な考えは怖いですね。ストーカーと同じだわ。まぁ、まさに桐島はストーカーですね。

そして、新たな展開。キラのお母さんが入院します。キラを大学院に上げる為に無理をしていたようです。そういえばキラはバイトしてないですね。家庭環境を考えるとバイトしていてもいいと思いますが。病院から帰るキラを家の前で零が待っていてくれます。これは心強い。キラが食事を作っている間、零はキラの卒業アルバムで遊んでます。キラの写真を見つけるところ、仔仔上手ですね。感情がこもっていていいです。

俺のキラは笑ってなくても可愛いな!

何もできなくてかえって面倒かけたという零にキラは「ほっとした」といってます。そうですよね、キラ一人ではこういうときは心細い。

誰かが傍にいてくれるって大切よ。

母親のことが心配でキラは泣き出してしまいます。以前零はキラが泣くとどうしていいかわからなくなるといってましたが、このときはすごく優しくキラを慰めてます。2人の関係が進歩した証拠ですね。零もキラのおかげで自分も誰かに必要とされていると自信を持ち始めたようです。この日、キラは零の手を握り締めて眠りにつきます。でも、零ったらどうして目覚めるまで、いてくれないのかなぁ・・・?
学校で、零は桐島に自分が怖いのかと聞かれ、「お前のせいで大切なものを失うのが怖い。今は守りたいものがある」と正直に話します。これはグッとくる言葉だけれど、桐島には火に油を注ぐような台詞です。ますますキラに対する憎悪の念が強くなりました。いよいよキラに対する攻撃を本格的に始めようとしています。

零は偶然?奧田刑事に会います。奧田刑事は自分が扱った子供たちのその後を気にかけているようです。零は奥田に話します。

最近さ・・・ひとつだけわかったんだ。守るものがあるって、いいなって・・・何も持ってないほうが、人はどこまでも強くなれるって・・・今までは思っていたけど、守るものあるから人は本当に強くなれるんだよな。

そう言った零を満足そうに、安心したように奧田刑事が見つめます。

*おすすめシーン

 桐島の首を絞めながら、どんどん凶暴な顔つきに変わっていく零の場面です。心の奥底のなにかがだんだんと表舞台に出てくるような感じがよく表現されていると思います。