ふくみみdiary

   一緒に楽しく

2009年 DEAN's Special  2/3

2009-01-11の記事

それでは、DEAN's Specialの②です。このパートでは演技の成長について話をしてくれました。確かに「不良笑花」の思楽は笑ったり、悩んだり、怒ったり、泣いたり・・・DEANの感情表現が格段に上手になったと思いました。

今、聞いてもらったのは「Sweet Talk」という曲でした。この曲は感情の嵐と言うかな、自分が最後の瞬間にこういう風に思えたらすごくsweetな一生だと思うようなことを考えながら書いてみた曲です。いかがでしたでしょうか?

音楽の話はまた後にいたしますが、まずは2008年を振り返るという感じで話をしていきたいと思います。香港では今放送されているのかな?「不良笑花」というドラマ・・・日本語のタイトルはまだちょっとわかんないんですけど、英語では「miss no good」っていうドラマですね。僕がいただいた役は「賈思楽」という役だったんですけど、彼は途中から感情の起伏がすごく激しくなるんです。泣いたり笑ったりというのが何度もあって。撮影期間中に、こういう感情の引き出し方というか、極端に表現をするっていう・・・極端と言う言葉はちょっと違うかも・・・。
今回は撮影中共演したレイニーに色々と学ばせてもらったこともすごく多かった。やっぱり彼女はたくさんドラマをやっていて、そういうドラマでの演じ方、対応の仕方というのを勉強させていただきましたね。それだけじゃなくて撮影現場では細かいところで助けてもらったなぁって思うことがいまだにある。特に、さっき大げさみたいな言葉(極端)を使ったけれどそういうことではなくて、感情の強調の仕方って言うのかな、大げさにならないように自分が演技をするためにはどうしたらいいのかっていう、その次の課題に行ったわけですよね。

その放送が終わってすぐに受けた映画の話「the road less traveled」は、僕の友達でもあるジミーとヴァネス、あとエリックとクリスとで撮ったバンドの物語なんです。8月~9月に撮った映画ですね。友情を描いた映画だったんですけど、本当に普段から一緒にご飯食べたり、ジム行ったり、ボクシングとか練習したり、そういう風につるんでいる仲間が集まって作った映画ですので、もちろん仕事として映画を撮る俳優としてこのプロジェクトに参加させてもらったんだけど、それ以上に自分の中で入り込んだというか感動させられた作品です。毎日現場に行くのがとても楽しくて、コールタイムの前に行っちゃったりする、そんな感じ。この撮影期間中はドラマ「不良笑花」の時に学んだ感情の引き出し方、その強調の仕方に足して、今度はそれをコントロールするというか、引き出した上で加減をつけて混ぜていく・・・単純にその期間中はその役として生きたみたいな感じになったんですよね、ホントに。自分が役になりきるっていうか、もうまさにその役を生きるっていうかね・・・。もちろん、いままでの過去の作品でもいただいた役に対しては自分なりに真剣に向き合って演じてきたわけなんですけど、常に毎回**ことがあって・・・。今回「the road less traveled」を撮って単純に自分の役に感動して、その役のブラザーたちのひたむきな姿に感動して、他にもスタッフさんたちの仕事に対する姿勢とかね。あと物語がすごくまっすぐで、自分の私生活までインスパイアー(inspire)される特別な感情が湧きましたね。
その撮影期間中は現場にもギター持って行ってました。家でも台本読みながらギターを練習したりして、そのままベッドの上でギターと寝てしまう日々、夜を過ごしたわけですよ。

で、すごく香港スタイルの撮影の仕方だったんですよね。さすがサモハン直伝ですね!常にインプロヴァイゼーション(improvisation)の掛け合いと言うか、毎テイクみんなやっていることが違うっていうね。友人同士だからすごくそれが楽しく、自然と出来てしかもストーリーに深みが出て。もし日本でも公開がするときが来たら、是非皆さんにも見ていただきたいなぁという作品の一つになるんではないかなと思っております。監督であるジミーはすごく尊敬できる人ですね。いろんな事を教えてもらいました。あれだけの大人数の指揮を取るという、やっぱり監督っていうのはすごくストイックなポジションですよね。ヴォーカルの役でもあったヴァネスとは(映画の中で)兄弟のような感じで育ったという背景があったので、撮影期間中はプライベートでも一緒に時間を過ごした期間が一番多かったんじゃないかな。一緒に水泳行ったり、一緒にご飯食べに行ったり、家で遊んだりして・・・。まぁ、すごくそんないい思い出が集まってる映画なので、自分の出来上がりがすごく楽しみです。

そんないいプロジェクトに恵まれて学ばせていただいた課程の中で、やっぱり自分が思うこと自分が言いたいことをちゃんと追求していくというか、今やりたいと思ったことを全部やるべきだなと思って。映画を撮り終わったら自分のアルバムを作ろうと決めて、まぁそういう・・・旅に出たわけですよ。(笑)各地を回って音楽制作を始めて、今に至るって感じなんですけど、まぁその経緯は2曲目を聞いていただいた後に話をしようと思います。

「Mr.Taxi」♪